昨日、2月29日、東京の文化法人センター アリランで金東椿教授の講演会を私達、日韓反核平和連帯の主催で開催しました。
主題:3・1独立宣言・記憶と証言ー真の和解への道-東北アジアの平和構想を目指して
韓国の3・1運動は朝鮮の独立と民主共和性を提起したもので、その後の韓国での運動は日本に対して植民地支配の謝罪と補償を求めており、他の植民地支配された国、地域とは一線を画している。それは植民地支配された当時、すでに一定の経済的発展と民主化を求める運動があったからと思われる。
90年代以降、日本は歴史修正主義が勢力を延ばす一方、韓国はキャンドル革命による民衆の立ち上がりによる社会改革が提唱される。日韓両国共、市場と契約関係の合理的な運用による一定の発展があったが、実質としてそこに民主主義と労働運動の欠如があったことはゆるがせない事実。また民主主義と労働運動を代弁する政党もない。
日韓の国交正常化はサンフランシスコ条約を前提にしているが、サンフランシスコ条約は過去の清算は一切うたっておらず、社会経済的改革は欠如しており、民主化の進展は見られない。
現在、日韓両国ともども米国の反共体制の傘下にあり、朝鮮半島の分断問題は世界的な問題となっている。東南アジアの平和は、民主化の進展を保証する社会体制が不可避であるにもかかわらず、社会経済的改革の欠如が見られる。植民地体制の残存。
下の写真はご本人と通訳のMin君です。
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