2017年9月7日木曜日

金信明の回復に心を寄せて下さった韓国、日本の全ての方々(皆様)へ感謝の気持ちを込めて

金信明の回復に心を寄せて下さった韓国、日本の全ての方々(皆様)へ感謝の気持ちを込めて

85日昼、「金信明が危篤」の一報を受け、娘と私は急遽韓国へ向かいました。
釜山空港より18時頃、入院先の病院へ到着。集中治療室(ICU)の金信明の姿にがく然としました。金信明は上半身は裸状態、口から人工呼吸器と気道確保の硬い器具が喉に差し込まれていました。そして点滴をはじめ、体中コードやチューブが繋がれていました。

私は「こんな状態から回復できるのだろうか?」という不安な思いでいっぱいでした。更に韓国での治療。私が話せるのは「アンニョンハセヨ」「カムサハムニダ」「マシッソヨ」の3つの単語のみ。ハングルは=金の文字しか解りません。頼りは娘のスマホの翻訳アプリのみ。全くの異邦人状態です。

しかし、私の不安はすぐに消えました。韓国と日本の方達が常に金の症状や娘と私の日常まで心配し、励まし続けて下さいました。特に韓国と日本の反原発反核平和連帯の活動をされている方達には本当に助けられました。皆様、本当にありがとうございました。

何度も日本への帰国がダメになり、暗い気持ちの時もありました。その度に、苦しんでいる金信明の姿を思い浮かべ、自身を奮い立たせました。8月29日、日本へ無事に帰国出来た今、支えていただいた数え切れない皆様への感謝の言葉と、金信明の生命力を信じ一緒に歩んでいこうと思っています。

最後に韓国のグリーン病院の院長先生が土砂降りの雨の中、娘と私の分の大きな傘を抱え、ホテルまで私達を迎えに来てくださった姿が今でも浮かびます。私も誰かの傘になれるよう生きて生きたいです!

皆様、本当にありがとうございます!
そして未熟な私達家族ですが、これからも宜しくお願い致します。

201792
金信明の家族
荒木正子、実葉、実里より


金信明さんの支援のために募金に応じてくださった人々へ感謝のことば
去る8月29日(火)にソウルのみどり病院から福岡のC病院へ無事に移された金信明さんは、ソウルにおける肺の手術後の熱も治まり、担当の医師・看護士の確かなケアの下で治療が行われています。未だ意識は戻りませんが、ご家族はその現実を受け入れながら、出来る限りの治療と可能性を求めています。

皆さまが捧げてくださった愛と連帯の募金は、9月5日現在、日韓両国で100万円を越えて、大きな支援となっています。今までは「日韓反核平和連帯」のゆうちょ口座に振り込んでいただきましたが、今日から下記のゆうちょ銀行の総合口座と振替口座が開設されましたので、「金信明さんを支援する会」に送金・振替をお願いすることなりました。募金の使い方は、ご家族の意向に沿って使用したいと考えています。

 この写真は金信明さんが倒れる前日の8月4日、韓国・陜川(ハプチョン)の被曝者記念会館における学習会直後の記念写真です。写真の人々は一名を除いて日本から参加した人々です。ハプチョンへのこの旅で、私たちが確認した歴史認識を記して、募金の感謝とさせていただきます。

 アジア太平洋戦争で日本の帝国主義はアメリカ主導のABCD(アメリカ、イギリス、中国、オランダ)連合軍によって敗戦しました。たしかに広島と長崎に対する原爆投下に象徴されるアメリカの圧倒的な軍事力は日本のファシスト政権を打倒しましたが、それによって、東アジアの民衆が解放されたのではありません。東アジアの人々は新たな支配の下へと捕囚されたのです。それはアメリカ帝国主義が全世界に布教した「核に対する偶像崇拝」、すなわち「核の傘の支配」です。私たちはそれを「バビロニア捕囚」ならぬ「アメリカ捕囚(American Exile)」という概念で認識するのです。
 
 この捕囚を「国家安全保障」と信じて布教する日本政府の観念こそ、捕囚を捕囚と感じさせない捕囚の装置なのかもしれません。アメリカの原爆投下を正当化する歴史認識、すなわち、「仕方がない」、「100万人の米兵が救われた」、「アジアの民衆は原爆投下によって日帝支配から解放された」などの歴史認識は、原発を肯定する考えの基底となっているのではないでしょうか。このように考えますと、いま国際問題となっている朝鮮の指導者たちがもつ「核への信仰」は、核の傘を「国家安全保障」と信じる多くの日本人の「核への信仰」と何も変わらない疑似宗教的な観念であることが明らかになるのです。帝国(覇権国家)はいつの時代でも植民地を必要とします。私たちの植民地主義に対する闘いは、「核への信仰」に対する闘い、すなわち軍事力への信仰から解放される闘いに他なりません。

日韓(韓日)反核平和連帯  共同代表  木村公一、柳時京 (Yoo, Sikyung)、 
              事務局長 崔勝久(チェ・スング)
Eメール 木村公一 kimurakoichi@gmail.com    ☎ 080-6410-3311
                  柳時京    08skyoo@naver.com           ☎ 010-4514-5087
        崔勝久    che.kwsk@gmail.com          ☎ 090-4067-9352

日本での新たな口座を開設いたしました。これからはこちらの口座をご使用くださいますようにお願い申しあげます。「キムシンミョンサンヲシエンスルカイ」振替口座および総合口座(普通預金)について。
〇振替口座(郵貯→郵貯)
 【口座記号番号】01730-3-146600番
 【口座名称(漢字)】金信明さんを支援する会
 【口座名称(カナ)】キムシンミョンサンヲシエンスルカイ
  振替口座(他銀行→郵貯)
 【店名(店番)】一七九(イチナナキュウ)店(179)
 【預金種目】 当座
 【口座番号】146600

〇普通(総合)口座
 ・郵貯→郵貯
 【記号】17430 【番号】76022291
 【名前】キムシンミョンサンヲシエンスルカイ
 ・他銀行→郵貯【口座番号】7602229

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