2017年2月6日月曜日

蝋燭(キャンドルデモ)は偉大なのか? だまされてはいけない!

日韓/韓日反核連帯の韓国の仲間から日本語でEmanuel Pastreich慶熙大学教授の原稿が送られてきました。そのまま仲間が訳したものと思い、すぐに日本の仲間に送ったところ、好評であったので、原文にあたり、誤字や微妙な部分を訳しなおして公表します。

論文の内容がたんぽぽ舎の「韓国の市民キャンドル革命」を知る連続講座で講演されたキム・ミヌン教授の似ていると感じましたが、大学の同僚なのでよく話し合っているのかもしれません。
この論文と金教授や日本にいらっしゃるイ・ヨンチェさんの講演内容から、韓国社会の健全性を感じます。今時、中高校生にこれほど熱い思いを語りかける人たちがどれほどいるでしょうか?

韓国でも教師や教組に対する締めつけは厳しいようですが、それでも「市民キャンドルデモ」には多くの中高校の教師が生徒と共に参加し、その昔ヘルメットをかぶり革命を求めた大学の教授、教会の牧師の多くが家族連れで「市民キャンドル革命」に参加し、中高校生、大学生、社会の階層をこえた様々な人たちと一緒にデモ行進しているようです。毎週土曜日13週連続、20~100万の人が光化門前に集まります。これからも続くことでしょう。

韓国社会は根本的に変わろうとしています。代議員制度のみが民主主義だと考える日本人に、台湾や韓国の市民の爆発的な力(=「市民革命」)による代議員制度そのものに質的変革をもたらし、市民の声を直接、国政に反映させることこそが民主主義であることを新ためて考えざるをえません。

日本では沖縄問題、原発問題がありながら、どうして「市民革命」がおこらないのか、台湾・韓国が日本より遅れていると考えることは、まさに現在の植民地主義史観です。日韓の連帯、アジアの連帯がなされるためには、相互の深い理解が必要不可欠です。そのためにも植民地主義観の実態を研ぎ澄まされた目で見て、物事の真相を深くとらえるところから出発するしかありません。
                                                          崔 勝久






燭(キャンドルデモ)は偉大なのか? だまされてはいけない!
Emanuel Pastreich
エマニュエルパストリッチ 慶熙大学教授、アジアインスティチュト所長

年の皆さん、
私達(この文章は私とアジアインスティチュトの所長で慶煕大学究員が一に書きました)は手に燭と直接作ったポスタを持って光化門場に集まった皆さんを見てとても感銘を受けました。生もいたし高校生さらに中生もいました。
市民達が街に出て、法による支配と責任政治を求める姿はすごく崇高なものでした。そこには政治意識の鼓動が遠いまで鳴り響いていました。
メディアでは平和なデモだと称賛し、今や韓は民主主義の模範家になったと褒めえさえもしました。
しかし朴槿大統領が劾し、その友人のチェスンシルが刑務所に入ったからと言って全てが終わったと言うではありません。これから新しい挑っているのです。

この論文は、▲反動で終わった市民革命、が置かれた況、化はまた別の脅威
反動で終わった市民革命、手を取り行動しよう!などよっつの部分に分け、去る4・19、ソウルの春、6月抗争等、環境的変化そしてそれらを打開するために青年たちが1960426日にも韓である大統領が任しました。李承晩大統領が生達と市民達の要求に押され任した時、生達呼し、新しい民主政府が始めると期待しました。しかし生達は情勢を良く知らず今後どのな政府を築き、どんな政策を推進するかについての明確な計を立てていませんでした。

彼らは李承晩任後の力空白期間を利用して誰かが力の簒奪を狙うという事を知りませんでした。張勉理は明確なビジョンを持たずして危ない政治ゲムにばかり頭していました。その結果はよくご存知だと思います。

朴正熙という利口な若い軍が軍隊の不勢力を募って1961516日にクデタを起こしました。その後十年の間、韓は民主主義とは遠くかけ離れました。または1980年ソウルの春を思い浮かべて見て下さい。3金の政治的な分裂れ結局のところ全斗煥軍の野な統治に結しました

1987年にも3金は分裂し、結局は盧泰愚軍が執しました。の現代史をしばし見てみると市民達の多くの民主化闘争が政人の分裂、そして政治的な機主義者が勢力を得て失敗したという事が分かると思います。勿論、韓はその後も着展しました。だからと言ってこれ以上過去のな失敗はないだろうと思うのは、愚かな考えです。朴槿を追いう事が決して最終目的になるはありません。それは政癒着解散のの初めの一に過ぎません

が置かれた
国経済は貿易に大きく依存しており、食料とエネルギを輸入しています。今年は深刻な経済が予想されます。メディアはことに努めているが、に海運業、船業、そして鋼業が崩います。政府がしていることと言えば辛うじて耐えている産業に民の血を支援なんとか維持させる程度です。それは結局失敗してしまうでしょう。

はサド配置にする報復で経済交流を速く縮めようとしている中、そして関税などの保護貿易注意を追及するアメリカのトランプ政府の間にまれています。親世代が信じ疑わなかった完全自由貿易体制は崩の危機にされています。その上トランプ政治は韓に保守政を立たせるに必死になっているかも知れません。

トランプの周には中の軍事的な脅威を調するタカ派で溢れています。新任の防長官のジェムスマティスは中をアメリカにし直接的な脅威とし ≪中による死(Death by China)≫と言う論的な著書を出した貿易補佐官のピナバロはアメリカが経験する全ての困難を中の不公正貿易が原因とするでしょう。

もしかしたら皆さんは朴槿大統領が劾したらサド計も撤回すると思うかも知れません。しかしトランプ行政府は中立しを米日同盟でごうとありとあらゆる手を使っています。
ドはドロンやヘリコプタなどの韓が購入するアメリカの武器セットの一部に過ぎません。201478億ドルのアメリカ武器を購入した最大の顧客でした。アメリカ経済が落ちむほど韓する武器購入の力は更に掛かるでしょう。

生たちは本に自分の展に心が多いが、際間違った育システムが彼らをダメにしています。人文は高校と大のカリキュラムから消え、多くの若者達が退屈さを抑えて経営の授業を受けています。

いくらサムスングルプが経営専攻者を要したとしても、もし皆さんが良い政府と健康な社を築きたいなら政治哲、文心を持たなければなりません。特に人文は現在のような政治的な混を克服するには必ず必要です。もし皆さんがどのようにして力を牽制じ責任ある市民性を構成し、裁の危を避けることが出るのかを知りたいなら、プラトンと孔子、マックスヴェんでみてください。またそれらをむ方法も習わなければなりません。

今受けている経営学の授業は現在のな政治的危機を克服する何の役にも立ちません。もしかしたら親の世代達つまり1960年、1979年、1987年の市民抗加したその世代達は今の若者世代より哲と倫理、健康な社を築く略をもっと備えていました。もしかして今回の燭集後に一に集い政治改革と政府の本質などについて討論してみましたか。韓の民主主義がどこに進むべきでどうやって民に仕える政府を構成させるか夜通し討論したことはありますか。トクヴィルの≪アメリカの民主主義≫またはホッブスの≪リヴァイアサン≫をみながら本にぎっしりメモをしたことはありますか。

もしそうしたことがないならば是非そうしてみて下さい。二度と政治家に騙されないには若者達が政治と政府公共政治の原理をちゃんとしっかり理解しなければなりません。そして燭市民は偉大だと煽るメディアの口車に注意して下さい。

マイニュスやプレシアンのなメディアもかなり産業化されながらさを失くしつつあります。記事は深層分析よりも好奇心を刺激するのに頭しています。そうすることで収入になるからです。しかし好奇心だけを刺激するだけで世の中が本はどう回っているのかについてはあまり言及しません。

マスコミと電子コンテンツ、そしてSNSは政府の無能と腐敗を監視する機えてくれました。しかしこれらメディアは韓を蝕ませる腐敗に目を瞑っています。これらメディアは24時間ずっとチェスンシル事態を報道しながら肝心な韓を脅かす経済的、的、環境的、外交的挑について分からなくさせます。
保守メディアも、進メディアも議を通過した法案、政府支援金をもらい法律を執行する機については殆ど報道しません。メディアが政策について報道しないので我は知る方法が無いわけです。
例えば今回の朴槿-チェスンシルゲトでこれらが喝取した金額は李明博政府で4大河川事業でつぎんだ21兆ウォンや資源外交に浪費した十兆ウォンに比べると少ない方です。なのに李明博大統領は何ともなく、朴槿大統領は劾しました。なぜでしょうか。李明博の場合は政府連の機を中間に置いて政策の決定をした、大統領個人の非理がれたです。大勢の人がセヌリ党を保守政党、民主党と正義党を進政党と錯していますが政治家が言うことをそのまま信じてはいけません。

化はまた別の脅威
燭集をする時、外の空がとてもいことにおづきでしょうか。
朴槿政府は大気関連の規制を無くし、工場の監督官を縮小しました。その工場は今後20年の間、癌と多くの病を引き起こす粒子物質を排出する所です。今私たちは憲法10に規定されている’幸せの追及’を奪されているのです。

のスモクが日中からの汚染物質と混ざり合います。今は中の汚染が韓より深刻だが、中は今後10年間太陽光と風力電に膨大な投資をしています。しかし韓OECD家の中で再生エネルギの使用比率が一番低く、寧ろ化石燃料の使用が加する傾向にあります。
しかし今回の燭集でこの問題は20番目の議題にも入りませんでした。唯一議題は朴槿劾でした。さて皆さん! 皆さん自身に議題が20項目あるか考えて見て下さい。

去年の12月にどれだけ異例に暖かかったかえていますか。勿論皆さんのお母さんに朝、出勤の時にとても寒いから暖かくして行きなさい言われたと思いますがそれは真実ではありません。
真実はソウルが去年の12月のに暖かかったことは一回も無かったと言うことです。なぜでしょうか。多くの科者が化石燃料、環境破による生態地獄を警告しています。これを復するには千年が掛かるかもしれません。

候の化は韓を砂漠にするでしょう。すでに中の北京は砂漠化が進行していて、北朝鮮の土地も荒していってます。近い未に海水面の上昇は釜山と仁川をんでしまうかもしれません。政治家がこのような真実を言及しないことについては置いておいたとしても皆さんまでこの事について見て見ぬふりをするのには理解ができません。これ以外にも多くの議題があると思います。例えば技術文明にる過渡な依存、超競文化による家族と共同体の崩など私たちが立ち向かう問題は溢れるばかりです。

手を取り行動しよう!
皆さんには韓と世界をえる力があります。私たちの運命は皆さんにかかっています。しかし先ほどお話した問題は純に燭集では解決しません。十年のいが必要かもしれませんなので一旦呼吸を整えて下さい。

まず高校時代から貨した過度な競からけ出してください。仲間と力を合わせて助け合うかいコミュニティを作ることによって世界をえることができます。柔軟に考えてください。固定念からけ出し、世界をありのままにみてください。親の視線、メディアの目からけ出さなくてはいけません。そして産業化と消費主義の古いイデオロギからもけ出さなければなりません。

存のシステムは失敗しました。自ら習する必要があります。例え進的だと評されている政治家の言葉だとしても、疑ってみてください。政治家の言葉ではなく、行動でかれらを判してください。特定の経済システムを絶善または絶対悪だと、またはどんなが永遠な敵または仲間だと裁しないでください。

ルを守り一生懸命勉すれば良い仕事に付け豊かになれるという親の言葉を拒否してください。それはすべてです。もしあなたにまだ選挙権がなかったとしても、あなたの行動で社えることができます。このえられる人はまさに皆さんです。

あなたが何も要求していないのに大統領や財閥長が、あなたが望む方向に決定する可能性はゼロです。若者に投資することが韓展させる道であると言うことを積極的に得してください。威や威のある人にらないでください。そのような限がなくても、あなたはえることができます。政治家に山のことを期待しないでください。彼らは自分の力をあなたを助けるために使いはしません。しかしあなたを助けることが自分の力維持にがるなら、すぐに率先し手助けするはずです。したがって重要なことは政治家ではなく、私たち自身です。

「人はリではなく奇跡を起こすメシアを求める」という言葉があります。人は投票所で、私たちの問題を一に解決してくれる超人を選ぼうとします。しかし、そのような超人は絶どのような場合でも現れません。

その代わりに一日中あなたが選んだ政治家を察し、監視してみてください。そしたら小さな化が現れるでしょう。あなたを導いてくれるリを求めていますか。それならば鏡を御なさい。そこにあなたが探している人がいるでしょう。

情熱的な草の根運動が政治家を動かし、世界を進させます。「怒らないでしっかり組織化させよう!(dont get mad; organize!)」この言葉ほど韓の若者に必要な言葉もないでしょう。今までの燭集は、過去とは違いました。

今後どのような社を作るか長期的な点からじっくり考えて下さい。皆さんの親の世代は、もはや政治に心を持たずに腰を落ち着けて失敗しました。彼らは韓がすでに先進になったと勘違いしています。

あなたは、リムジンの後部座席にもたれ掛かった政治家や財閥とは違わなくてはなりません。化の主人公になって下さい。勇を持ってください。想像して確信して下さい。
より良い韓を作れるという想像し確信しけて下さ

0 件のコメント:

コメントを投稿