2017年1月23日月曜日

イ・ヨンチェさんの「韓国「市民革命」の歴史的な背景と大統領選挙」についての講演

昨日1月22日(日)、たんぽぽ舎で「韓国の市民キャンドル革命を知る」第2回目の連続講座があり、イ・ヨンチェさんの「韓国「市民革命」の歴史的な背景と大統領選挙」についての講演がありました。韓国の為政者への闘いはヘルメットをかぶった労働者・青年の機動隊との衝突であったのですが、それがキャンドルをもつ集会に移ってからの孤独と敗北の経験を通して、2016年末からの2ケ月で1千万を超える動員になり、欧米のマスコミからは民主主義の鏡と絶賛される、徹底した非暴力で執権者を退陣させ、韓国社会の根底的な変革を求める「市民キャンドル革命」になってきたのです。その間の経緯をイ・ヨンチェは実に詳しく、わかりやすく、はなされました。

イ・ヨンチェさんのたんぽぽ舎での講演は超満員でした。キャンドル集会のこれまでの歴史が、民主化闘争の後の30年の民主政権に代わっても、根本的な政権と財閥との癒着体制は変わらず、マスコミ、教育など韓国の「市民革命」によって根本的に変革されなければならないこと、その間の民衆の「悲しみと希望」の背景がよくわかりました。その体制を作り上げたのはパク・クネ大統領の父親のパク・チョンヒであり、それは彼が日本軍軍人として満州で学んだことであったのです。

私のFBにはこのような投書がありました。
 背後にパク・チョンヒ、満州の軍人であった岸信介がいて、その孫の安倍晋三がいて、悪の系譜が現在につながっているわけですね。

日韓両市民が過去からの歴史を踏まえ、協力・連帯するために何をするべきなのか、イ・ヨンチェさんは講演を通して訴えられたと私は強く感じました。「市民革命」は楽観を許せない状態で、状況の進展とともに改めて講演をお願いしたいと思います。

イ・ヨンチェさんのスライドを写真に撮ったものの一部をFBに挙げます。
ご本人のご希望でユーチューブにアップすることは避け、希望される人にCDで見ていただくことになりました。後援のNPO法人NNAAでフリージャーナリストの冨田さんが撮ってくださった映像をCDに焼きお分けいたします。ご希望の方は私宛にご注文下さい。料金は郵送料を別に実費を請求させていただきます。che.nonuke@gmail.com



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