2016年5月20日金曜日

日立の職場の現状についてー朴鐘碩

原発メーカー訴訟の事務局長であり、日立の現役嘱託社員である朴鐘碩氏が訴訟の会のMLに投稿した内容をお知らせします。日立は関連会社とそれに従事する社員の家族まで含めると、日本の全人口の1%になるという国際的な大企業です。その中で公に日立の原発製造・輸出の問題を提起しているのは朴氏一人です。

5/18 職場で予算方針説明会があり、その場で日立製作所の見解を求め、意見を述べました。
以前にも発言しましたが、福島原発事故について伺いたい。
1.原発事故から5年以上経過したが、事故の収束状況はどうなっているか。
  収束に向かうロードマップは、あるか。

2.汚染水が太平洋に垂れ流されているが、その対処方法を伺いたい。
  日立の技術力で汚染水は抑止できるか。
3.使用済核燃料の処分方法について日立製作所の見解を伺いたい。
4.一旦、事故が起きれば致命的となり、収益率の低い原発事業から撤退を求める。
  差別と抑圧を前提とする原発の輸出は止めていただきたい。
5.原発事故に対する日立のCSRを明らかにしていただきたい。
6.東京地方裁判所、被告に準備書面、陳述書を提出しているが、会長、社長はじめ経営陣の方々は、書面を読まれたのか伺いたい。
  陳述書は、私がなぜ日立、東芝、GEを相手に訴訟を起こしたのか書いています。
部長の回答
朴さんの質問に答えようがありません。個人的な意見は控えます。
部長の発言を聞いて、日立製作所は就職差別事件(1970年)が起きた当時の経営体質と変わらず、
企業社会はものが言えない企業内植民地であると痛感しました。
日立製作所勤務 朴鐘碩

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