2015年9月15日火曜日

講演会のご案内:『日韓のはざま・在日の視点から見える世界』のレジュメ

憲政の神様」「議会政治の父」と呼ばれ、正三位勲一等1946年(昭和21年)5月4日返した、尾崎行雄ゆかりの「学堂会」(「学堂」は尾崎の最初の号)から講演依頼がありました。

尾崎は日本に亡命した金玉均,孫文らを庇護し,中国革命同盟会結成を援助するなどの活動をした国際通です。「戦争法案」を参議院でも強硬に通そうとする緊迫した状況の中で、国会のすぐ横にある憲政会館で講演会がもたれます。皮肉なことです。


日時:2015915日(火)18:0020:00(通訳つき)開場17:30
講師:崔 勝久氏
演題:『日韓のはざま・在日の視点から見える世界』
場所:憲政記念会館 会議室 千代田区永田町1-1-1
参加費:一般2000円、学生1000円 (軽食つき)
講師紹介:大阪生まれ「在日」2世。20歳半ばで民族差別を糺す「日立闘争」に出会いその勝利の後、在日韓国川崎教会・青丘社を中心に地域活動を始める。児童手当などの国籍条項撤廃の運動などの経験をもつ。現在、原発メーカーの責任を問う世界初の訴訟をはじめる。NPO法人NNAA副理事長。「原発体制を問うキリスト者ネットワーク」(CNFE)共同代表
参加申込兼松惠Tel: 090-5016-4410 e-mail: <megukanematsu@gmail.com>


本日の講演のレジュメを公開します。


『日韓のはざま・在日の視点から見える世界』 講演レジュメ

               2015年9月15日

                                崔 勝久

1.日韓の和解を可能にするには
・広島・長崎の地であった「悲しい出来事」
・オバマ大統領に広島の平和団体が出した手紙の紹介
  「広島の平和団体からオバマ米国大統領への手紙」
   http://oklos-che.blogspot.jp/2014/03/blog-post.html
・「加害者性」と「被害者性」を克服するにはどうすればいいのか
 ーー福島の「悲劇」とアジアに原発輸出する日本の両面性ーー

2.「在日」問題とは何か
・45年前の「日立闘争」とはなんであったのかーー在日の主体性を求めて
・原発メーカー訴訟のはじまり
・国際連帯運動をめざす動き
・原発輸出を反対される方へのお誘い

3.結び
・「多文化共生」の偽り
・真の和解、国際連帯について


参考資料
・崔・朴等による共著『戦後史再考』(平凡社 2015)
・崔・加藤等による共著『日本における多文化共生とは何かー在日の経験から』
 (新曜社 2008)
・崔「人権の実現ー『在日』の立場からー」斎藤純一編『人権論の実現』(講座全5巻「人権論の再定位」、法律文化社 2011)
・ブログ OCHLOS http://oklos-che.blogspot.jp/


1 件のコメント:

  1. トルコから久美子の手紙2015年9月16日 3:50

    憲政記念会館での今日の崔さんの講演、聞きたかった内容でした。ユーチューブはないのですか?
    演題『日韓のはざま・在日の視点から見える世界』の結論が、原発メーカー訴訟の行動に結び付けていいのでしょうか?そして、植民地主義に抗する国際連帯に繋がるのですね・・・。崔さんは、日韓のはざま・在日の視点で生きてこられたのですね・・。私は在日ではありませんが、日本政府に対して、一部の日本人に対して意気どうりを感じることがあります。しかし、私もその日本人の一部のだと
    自分に問う事があります。その為、皆様と一緒に、原発メーカー訴訟の一人として戦いたいと思いました。
     

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