原発メーカー訴訟の第一回目の口頭弁論が8月28日にはじまります。その通知が訴訟の会のMLで公表されましたので、外部の皆さんにもお知らせいたします。その中で弁護団が一方的に訴訟の会の前・現事務局長との委任契約を解除し、代理人辞任をしたのかの経過と事務局長の見解が述べられています。
このメーカー訴訟はあくまでも原発メーカーの責任を問う裁判なのですが、弁護団が作成した訴状では政府、官僚、裁判所、原子力村が一体となって作り上げた法体制に風穴をあけるどころか、法律論で門前払いになり、メーカーの責任が具体的に審理されることはないと思われます。
弁護団の暴挙によって本人訴訟に追い込まれたのですが、私と朴現事務局長は、今後弁護団の解任をする原告と一体となって英知を集めて審理を続け、世界各地から証人を呼び、原発メーカーの責任を明らかにさせたいと考えています。私たちの敵は弁護団ではなく、あくまでも原発メーカーです。法廷内外でメーカーの責任を明らかにして原発の製造、輸出をやめさせるということが私たちの目標です。
「原発メーカー訴訟の会」原告、サポータの皆さんへ
東京地方裁判所において「原発メ-カ訴訟」の口頭弁論期日が決定しました。傍聴券は当日9時半に整理券を配布し抽選となります。
平成26年〔ワ〕第2146号、第5824号
原発メーカー損害賠償請求事件
第1回2015年8月28日(金)10:00~101号法廷
第2回2015年10月28日(水)10:00~103号法廷
第3回2016年1月27日(水)10:00~103号法廷
274-0077船橋市薬円台3-16-5-626
「原発メーカー訴訟の会」
「原発メーカー訴訟」弁護団(敬称略22名)
島昭宏、河合弘之、小野寺利孝、吉田理人、片口浩子、吉田悌一郎、鳥飼康二、谷田和一郎、海渡雄一、只野靖、山添拓、青木秀樹、寺田伸子、佐藤美由紀、岩永和大、奥山倫行、山本行雄、笠原一浩、小林哲也、木村夏美、林良太、砂川辰彦
【経緯】
●2014年1月30日に第1次提訴をしてから1年半が過ぎ、世界最初のメーカー訴訟で、しかも海外の原告数が2500名を超える日本で初めての裁判は原告の確定が終わり、今年6月3日に原告と被告代理人による口頭弁論日時を決定する最初の進行協議が持たれました。被告代理人3社9名、原告は6名の枠があったにも拘らず、弁護団は裁判所の意向という口実で原告の参加を拒否しました。
●朴鐘碩事務局長は、東京地裁の書記官と交渉し、裁判所は傍聴と発言は原告の正当な権利として認め、進行協議に参加しました。被告3社の代理人は7月10日までに答弁書を提出し、8月、10月、来年の1月の口頭弁論の日程が決定しました。
しかし、被告GE代理人は、原賠法を盾にして早期結審を裁判長に要請し、驚くべきことに原告の利益を代弁すべき原告の弁護団は沈黙しました。それは被告の早期結審要請の黙認です。黙認は裁判の世界では暗黙の同意(了解)を意味します。世界中の(私たち)原告は、そのような早期結審を求めていません。
●弁護団の対応に疑問を感じた事務局は、弁護団に対して今後の裁判の進め方に関して早急に協議することを求め、6月9日事務局長名で「話し合い申し入れ」をしましたが、弁護団から「協議拒否」の回答が来ました。
【弁護団の前・現事務局長(原告)の代理人辞任】
7月13日、原発メ-カ-訴訟弁護団は、原発メ-カ-訴訟の会の原告である崔勝久前事務局長、朴鐘碩現事務局長、他1名、計3名の代理人辞任届を東京地方裁判所民事24部に提出しました。前・現事務局長は、本人訴訟となったため原告席に座ります。
【代理人辞任の意味】
●原告から選任された代理人が、正当な理由もなく原告の代理人を辞任することは、弁護士としてとるべき姿勢ではありません。これは弁護士の職務規程に反する行為です。
●弁護団の意向に沿わない、主導に従わない、批判する原告は排除する、あるいはその原告の代理人を辞任するという脅迫的なやり方は、以前から崔勝久前事務局長や他の原告に対する同様の姿勢でした。すなわち、原発メ-カ-訴訟は、原告でなく弁護団が中心になって、思うように進めていくという姿勢です。これは原告の立場、人権を尊重せず、弁護団の傲慢、特権意識、自己顕示欲の表れです。
●同時に、弁護団の統制に従う原告有志と、その他の「訴訟の会」原告との分断・統治を狙うものです。弁護団の主導・意向に従い、忠誠を示した原告だけと話し合い、そうでない圧倒的多数の原告が参加する訴訟の会の事務局長との協議を拒むことは弁護士の職務上、許されることではありません。
【事務局長の見解】
●特定原告を標的にした代理人辞任という弁護団の暴挙に、弁護団解任、本人訴訟、懲戒請求の声も出ています。
●「原発メ-カ-訴訟の会」原告・サポ-タの意向を黙殺して裁判を進めることを画策する弁護団に抗議します。
●原告・サポ-タが知恵を出し合い、国際連帯運動によって法廷内外であらゆる闘いを広げ、原発メ-カ-の責任を明らかにします。
●崔勝久前事務局長・朴鐘碩現事務局長を排除しようとする弁護団と、それに呼応する一部原告の内部勢力に屈するわけにはいきません。崔勝久前事務局長・朴鐘碩現事務局長は、今の脆弱な訴状を補強し、乗り超え、原告一人ひとりの思い、主張を中心とする裁判闘争を展開します。
皆さんの支持・支援、ご理解を得ながら、世界中の人たちとのつながりで、差別と抑圧を前提にした、戦後の植民地主義である原発体制の心臓部にメスを入れる闘いをしていきたいと思います。訴訟の会の原告・サポ-タの皆さんと共に原発メ-カ-訴訟を闘い抜くことをここに宣言します。
詳細は以下のHPを参照ください。
http://oklos-che.blogspot.jp/search?updated-max=2015-08-06T19:02:00%2B09:00&max-results=7
http://blogs.yahoo.co.jp/tocka_jikkoi/65733788.html
http://blogs.yahoo.co.jp/tocka_jikkoi/65732867.html
【前事務局長米国・カナダの活動報告】
崔勝久前事務局長は、7/15~8/5国際連帯を求めて米国の西/東海岸、カナダを訪ね、地元の活動家と共に集会に参加し、「原発メ-カ訴訟」の意味を精力的にアピールしました。地元マスコミから取材受け、大きな反響がありました。またトモダチ作戦で被曝したロナルド・レーガン号の乗組員の訴訟代理人Charles Bonner氏と会い、今後具体的な協力関係を深めることを確認しました。
詳細はhttp://oklos-che.blogspot.jp/参照ください。
【被告GE・東芝・日立の答弁書】
7月10日被告3社から400頁近い答弁書が出ました。これを読んだ原告から、
「訴状は、簡単に言えば東京電力に金がないからメ-カ-に払え、と言っていることに対して、答弁書(東電)はこれまで240万件以上、5兆円以上払っています。政府も援助するし、原子力損害賠償支援機構も援助します、原告らの合計41万円の賠償請求など東電は簡単に払えます、と嘲笑っています」と感想がありましたが、原告弁護団の見解は、出ていません。答弁書は、「原発メーカー訴訟弁護団」に連絡すれば入手できます。
104-0045 中央区築地3-9-10 築地ビル3F
Tel 03-6264-1990 Fax 03-6264-1998
アーライツ法律事務所
【会報2号発行予定】
第1回口頭弁論の報告は、会報に掲載し、9月下旬発行予定です。
【会費・カンパ振込】
【郵便局の払込取扱票(赤色)による振替口座】
名称:「原発メーカー訴訟」の会
番号:00290-5-125011
【他銀行からの振込】
〇二九(ゼロニキュウ)店(029)当座 0125011
今後とも、皆様の御支援・協力よろしくお願いします。
私がFBで流した文書です。
返信削除原発メーカー訴訟の第一回口頭弁論がはじまりますー原発メーカーの責任を審理させるまともな裁判を目指しま.す。
http://oklos-che.blogspot.com/2015/08/blog-post_15.html
このメーカー訴訟はあくまでも原発メーカーの責任を問う裁判なのですが、弁護団が作成した訴状では政府、官僚、裁判所、原子力村が一体となって作り上げた法体制に風穴をあけるどころか、法律論で門前払いになり、メーカーの責任が具体的に審理されることはないと思われます。
弁護団の暴挙によって本人訴訟に追い込まれたのですが、私と朴現事務局長は、今後弁護団の解任をする原告と一体となって英知を集めて審理を続け、世界各地から証人を呼び、原発メーカーの責任を明らかにさせたいと考えています。私たちの敵は弁護団ではなく、あくまでも原発メーカーです。法廷内外でメーカーの責任を明らかにして原発の製造、輸出をやめさせるということが私たちの目標です。