11月11日11時から、日韓蒙同時記者会見があり、そこで共同宣言文が発表されました。
この宣言文は、モンゴルでは国会に提出され、国連にも出すことが計画されています。この文書はモンゴルで「反核」を掲げて闘う女性によって起草され、Nuclear Free Asia共同宣言文にふさわしいものとなりました。
この日は日韓蒙の3ヶ国でしたが、この輪をアジア全域に拡げていきたいと思います。
この宣言文は、モンゴルの地から、原発を許さないに各地のアジアの民衆に対して、そして世界のすべての市民に対して、自分の住む地域社会からの変革を求め、同時に国家、世界を変革していくための具体的な行動を起こそうという意思の表れであり、呼びかけです。私たちはこの共同宣言文の内容、精神に基づき具体的な行動をはじめることを誓います。
「原発体制を問うキリスト者ネットワーク」代表
崔 勝久
当日のモンゴル、ウランバートルにおける記者会見の様子
Nuclear-Free Asia 日韓蒙共同宣言文
私たちはこれまでずっと作り話を信じてきました。信じたいと思ってきたのです。
そればかりか、核の脅威を直接体験した人類の証人である日本の市民さえもこの作り話を信じてきたのです。
作り話はこのように語られてきました。
・核エネルギーは、人類の幸福のため、ただ平和目的に利用する。
・核エネルギーは、廉価で環境にやさしく、最も安全で、最も信頼できる。
ところが、2011年3月11日、日本の市民は3度目の核の脅威に晒され、甚大な被害を受けました。筆舌に尽くしがたい無念で不幸なできごとです。
日本の政府や原子力関連企業はこのことから教訓を得るどころか、アジア諸国、ベトナム、フィリピン、モンゴルなどに原子力発電所の建設計画を立てています。アジアで強い経済力をもつ韓国もこの危険な計画を実行しようとする国のひとつです。
今日は2011年11月11日です。福島で原発事故が起きてから8か月目となるこの日、モンゴル、日本、韓国市民である私たちは、アジアで稼働中の多くの原発を停止し、原発を新設せず、ウランの採掘をやめるよう、モンゴル、日本、韓国、その他アジア各国政府に要求します。
私たちは、神から預かったこの緑の地球で子どもを育て、働き、ずっと安全で平和に暮らしていきたいのです。私たちにはその権利があります。この権利を守るため、核の脅威に反対し、手を取り合って協力することを宣言すると同時に、世界中の全ての市民が私たちのこの闘いに合流するようアピールします。私たちがみんなで協力すれば、必ずや大きな力となるはずです。
2011年11月11日
Nuclear-Free Asia Mongolia 代表 selenge Lkhagvajav
Nuclear-Free Asia Mongolia 代表 李 大洙(Lee, Dae Soo)
Nuclear-Free Asia Mongolia 代表 崔 勝久(Choi, Seung Koo)
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