OCHLOS(オクロス)は民衆を意味する古代ギリシャ語です。私は民衆の視点から地域社会のあり方を模索します。すべての住民が一緒になってよりよい地域社会を求めれば、平和で民衆が安心して生き延びていく環境になっていくのでしょうか。住民は国籍や民族、性の違い、障がいの有る無しが問われず、貧困と将来の社会生活に絶望しないで生きていけるでしょうか。形骸化した戦後の平和と民主主義、経済優先で壊された自然、差別・格差の拡大、原発体制はこれらの象徴に他なりません。私たちは住民が中心となって、それを憂いのない地域社会へと変革していきたいのです。そのことが各国の民衆の連帯と東アジアの平和に直結する道だと確信します。
2009年11月22日日曜日
今日は川崎の桜本町の2万人集まるという「日本の祭り」に、横浜国大の学生が参加し、ホットドッグやコロッケパン、焼きそばパンなどを売りました。彼らは、大学の授業として「川崎フィールドワーク」があり、そこに参加した者たちが中心となって、呼びかけ合い集まったのです。私はそのフィールドワークのアレンジをした経緯があったので、彼らの準備に関わることになりました。
今朝は雨で、祭りはどうなることか、買った材料はどうなるのか心配しましたが、幸いに雨はやみ、最後まで雨が降ることはありませんでした。とは言うものの、全く経験のない彼らがどう作り、販売するのか、正直、
えっ、この子たち、そんなことできるの、と心配しました。
心配通り、祭りが始まる時間になっても、ホットドッグを作る段取りもまったくできずもたもたしていました。焼きそばを鉄板で温めるだけなのに、熱い熱に手こずり、コロッケを恐る恐る半分に切っていました。それでも私は一切口出しせず、彼らがどうするのか、ずっと見守ることにしました。
幸い、準備したパンにはさむ材料は全部さばけたのですが、コロッケとコッペパンが残りました。私はかれらがそれらをどうするつもりなのか、周りの店も後片付けし始めているので、ああ、売れ残ったしょうがない、
と言い出すものと思っていましたが、なんと彼らは意外な行動をとりはじめました。コロッケやパンを袋に詰め、人の多い所に行って、売ってきたのです。どのように呼びかけたのかわかりませんが、全部売ってきました。完売です!
どうして売れ残ったものをそこまで必死になって売りさばこうとしたのか、私は彼らに聞いておらず、その理由はわかりません。ただ私は、おう、こいつら、なかなかやるじゃんと思いうれしかったのです。
全部売り切り黒字でしたが、彼ら8名分の人件費は入っていません。それでも完売を喜び、祝杯をあげました!
じっと見守り、自分たちでやり始めるのを見守ったことがよかったのでしょうか。わたしがじれったくてなんか指示し出したら、このおっさんはなんや、ということで間違いなく反発したか、少なくとも、自分たちから積極的に行動を起こそうとはしなかったでしょうね。
いずれにしても桜本商店街のみなさん、商材を準備してくれた量販店の人たちの御世話になりました。学生諸君の将来に乾杯!
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崔 勝久
SK Choi
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