横浜市の教科書採択地区に関する請願
―現在の18採択地区を維持することー
10月14日、「横浜市の教科書を考える横浜国立大学教員有志」
から、神奈川県教育委員会 教育委員長宛に請願がなされました。
昨日のブログでお知らせしたように、横浜市の教育委は来年度
より、現在の18地区を1地区に変更する要望を提出しました。
「つくる会」系中学歴史教科書が今年横浜で18地区の内8地区で
採択されたものを、来年度は一括してその教科書を使わせるように
制度を変えようとする動きに対して、横浜国大の加藤さんたちが
立ち上がったということです。
いろいろと言いたいことはあるのでしょうが、ここに一点突破で
焦点を絞り、横浜で「つくる系」教科書を使う動きに抵抗する
ものだと思います。全面的に指示します。
怖いのは、同じパターンが川崎にも伝播されることです。今回の
市長選で私たちは候補者にその点を確認したいと考えています。
明日の集会では、各候補者に答えてもらうようにしようと
思っています。
しかし考えてみると、国政レベルでの民主党の大勝は、各地方
での民主党議員の増加と通底しており、それが横浜での全国初の
「つくる会」教科書の採択と結びついていると分析すべきでしょう。
怖いことです。
民営化、多様化、自己責任、日本人の誇りなどの言葉がもっとも
らしく語られるとき、新自由主義がナショナリズムと一体化されて
きていることに注目すべきです。
横浜の教育委員会の中での企業人、著作家はまさにこのような
人々です。川崎の市長選で民主党推薦者が当選すれば、阿部を
批判してきた私たちは、また新たな注意をしなければならないと
思います。教育委の市長の人事構想そのものにも注目し、横浜と
同じことをさせないようにしましょう。
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