2022年11月28日月曜日

2023年8月、韓国人被爆者が多く住むハプチョンでのフォーラム開催を目指します

ツアー日程表(八木沼私案) 行き先 韓国パプチョン 期間 2023年8月4日(土) ~ 8月7日(火)

日付 時間 スケジュール 宿泊先 食事 1 "8月4日 (土)" 未定 成田空港集合 釜山  (未定) 前夜祭 未定 成田空港出発 未定 釜山空港到着 バスでホテルへ

夕食 釜山で前夜祭(日本のメンバーのみ) (福岡グループは、関釜フェリー利用?) 2 "8月5日 (日)" 未定 早朝、ホテル出発 パプチョンへ パプチョン(未定) 会食 バーベキュー大会 10:00 メインイベントに参加 午後 シンポジウムなど(未定) 夕食 バーベキュー大会

3 "8月6日 (月)" 釜山  (未定) 会食 さよならパーティー 午前 シンポジウムなど(未定) 午後 シンポジウムなど(未定) 夕刻 さよならパーティー バスで釜山のホテルへ

4 "8月7日 (火)" ー 午前 フリー 未定 釜山空港出発 未定 成田空港到着、解散

(福岡グループは、関釜フェリー利用?) メモ 釜山4日間のツアーに参加予定(パッケージは2月頃発表される) 費用は、未定ですが、全行程食事付きで10万円前後。(夏季ピーク時なのでアップかも) 釜山ホテル/ハプチョン往復のバスおよびハプチョンの宿泊は、韓国側の手配が必要。 シンポジウムの内容は、検討が必要。 参加者募集は、日程確定後に行う。(2023年1月頃、年内に概要をアナウンス)

2022年5月3日火曜日

50年前の地域活動で知った「後輩」夫婦との食事会

彼はあの当時、高校「4年生」で卒業もむつかしいようでした。 私は彼を自宅に泊めて教会の青年たちと一緒になって勉強を教えました。 彼は無事に高校を卒業しました。その後コンピューター関係の会社に入り、 立派に社会生活を送ってきたようです。 50年前の地域活動で知った「後輩」夫婦との食事会は本当にうれしかったですね。 また近く、食事会ができればと願っています。

2021年11月10日水曜日

「多文化共生より 多民族共生への祈りを込めて」


11月7日、私は愛知県の碧南地方の明通寺に呼ばれお寺の中での集会に参加しました。 集会は「風媒社二冊出版記念の集い」と銘打ち、「多文化共生より 多民族共生への祈りを込めて」とその思いを記していました。

風媒社から出版された、拙著『個からの出発 地域社会の当事者として ある在日の歩み』と『ウイシュマさんを知っていますか?』の二冊の本がお寺の中に置かれていました。ウイッシュマさんは、名古屋入管で亡くなったスリランカ人女性です。眞野明美さん著書『ウイシュマさんを知っていますか?名古屋入管収容所から届いた手紙』を是非、お読みください。これは50年前に入管幹部が「外国人は煮て食おうが焼いて食おうが自由」と放言していた日本の入管の体質が現れたものです。

集いのパンフレットには、「出版にご縁により関わりました明通寺坊守が、その二冊との出会いを通して今、深く感じている『多文化共生より多民族共生』への願いを皆さまと共有させていたきたく、その祈りを込めた集いです。著者、そして有縁の方々のお話しの間には、音楽を挟みながら、鄭香均、ウィシュマ・サンダマリさんを偲ぶひと時を。」とあります。この二人のことを主催者は「お一人は生きて裁判で問い続けられた方、もうお一人は無念の入管死を以って、象徴されるように日本の多文化共生のまやかしを問うておられます。」と紹介しています。今ひろく日本社会でもてはやされている「多文化共生」の欺瞞性を問うたものだと私は理解しました。

私はこの間、一貫して「多文化共生」は戦前の「五族協和」につながると批判してきました。「多文化共生」は決して、外国人の地方公務員を承認しても外国人には管理職にならせないと明言した「当然の法理」という日本政府見解(方針)を問題にしてこなかったのです。そのことを明らかにしたのは、外国人で初めて東京都の職員になった故鄭香均(チョン・ヒャンギュン)さんです。行政と一体化して地域の子供を見守るNPO法人もありますが、しかしどういうわけか、彼らもまた、「当然の法理」を問題にすることはありません。

社員になっても管理職にはならせないと明言している会社に子供を送りたがる親がいますか。これは私が直接、川崎で地域活動をしているときに地域のお母さんから聞いた言葉です。この地域のお母さんの言葉を私たちはしっかりと受けとめなければなりません。

2021年9月12日日曜日

田川建三著『キリスト教思想への招待』を読んで

田川さんのこの本を久しぶりに再読しました。2004年発行ですから17年ぶりということですが、共鳴し学ぶことの多い本でした。

田川建三著『キリスト教思想への招待』 第四章 終れない終末論 九 結び より

「どうか二度とこういう(ヨハネ黙示録のような)本が書かれることがありませんように。しかし、そのためには世の中が、黙示録なんぞを必要としない世の中になっていなけばいけない。そうでない限りは、ヨハネ黙示録は、形をいろいろと変えながら、いつまでも書かれ続けることだろう。」 「我々は、せめて、そういう世の中が早く来ることを祈ろう。今のところ絶望的だが、いつかきっと、人々がそのような怨念をもたなくてすむ世の中になるだろう、と信じることにしよう。いや、少しでも我々のちからで、そういう世の中を招き寄せようではないか。」 「もっとも、そういう前にまず、我々自身が二十世紀前半においてアジア諸地域において大量に生み出された黙示録的怨念の責任者だという事実を正確に認識しておかないといけない。」 「その事実さえなかったことにしようという日本人が増えつつある、極めて危険な事態である。」 「人類がみずからの手でみずからを滅ぼすのが先か、それとも、黙示録が書かれなくてもすむ世の中が到来するのが先か。」320頁

第二章 やっぱり隣人愛 ドイツ農民戦争:「宗教改革当時の農民運動は、都市住民の自治を求める運動と重なっていた。」 「都市生活の自治とは、ここに生きるすべての人間の役に立つように都市が運営されないといけない、ということである。都市市民が運動において求めたことはすべて、この目標につながっている。別に、1525年のシュヴァーベンの農民だけの特色ではない。 中世公判を通じて、全ヨーロッパでどんどん伸びていった自治を求めるという趣旨の基本理念である。」 「出発点においては、「教会」という小さな信者の集団の中でしか当てはまらない倫理的目標として考えられていたことが、こうして、中世の教会を通じて、社会全体の目標になっていった。」 「中世の都市は、ほんのいくつかの例外を除いて、お互いに顔と名前を知ることができる程度の人口であった。けれども、ヨーロッパの「民主主義」は、基本は、いきなり国家規模の政治体制などを考えるのではなく、こういうそれぞれの町村、都市の住民自治を積み重ねた上で考えられている。」 「町村共同体」と訳されてきたGemeineという単語を「ルターは「教会」の訳語として用いた」。 ルターの聖書翻訳を読んだ人々が「『教会』とは、自分たちの上の方にあって、自分たちを指導、支配、搾取、しばしば抑圧してくる組織ではなく自分たちの住民自治の場所なんだ、と思ったのは当然である。」 「だから彼らは、宗教改革を住民自治の実現とみなすことができた。」163頁

2021年8月6日金曜日

8月5日の集会での私の挨拶の内容

8月5日(木)午後1時から6時まで東京の泉岳寺にある青年の家で、「米国の原爆投下の責任を問う会」と「日韓反核平和連帯」の共催による集会がもたれました。村松高夫氏(米国の原爆投下の責任を問う会共同代表)による講演の題目は「被爆朝鮮人の歴史と現在」でした。氏の講演は、広島・長崎での原爆投下による多くの犠牲者を出した責任は戦後の世界覇権を求めるアメリカとアジアの植民地支配を進めた日本帝国にあるというものであり、私たちの集会の基調報告とされるべき内容であったと思います。私は日韓反核平和連帯の事務局長としての挨拶で以下のことを述べました。

日韓反核平和連帯の事務局長の崔勝久です。 私は日本で生まれ大学まで教育を受け75年のほとんどを日本で生きてきた在日韓国人二世です。私は韓国籍ですが、私の父は北朝鮮の出身で11歳の時に一人で日本に渡ってきました。学歴もなく、何のバックもない中で父は生き抜いてきました。そんな父を私は心から尊敬しています。香港に住む私の長男は、自分の部屋にその祖父の写真を飾っていました。

私は一昨年、朝鮮民主主義人民共和国、いわゆる北朝鮮の首都の平壌を朝鮮総連の祖国訪問団の一員として訪れました。総連の川崎支部では反核運動をする私を「危険人物」とみなし祖国訪問を許可しなかったのですが、本部では逆に私のような活動をする人に行ってもらいたいということで受け入れてくれたので、私は父の遺骨を持って父の故郷を訪れそこで埋葬したいと申し出ました。黄海道の信川(シンチョン)です。平壌から車で向かった父の故郷は昔の父の写真で見た風景とは異なり、家一軒ない、一面畑でした。小高い丘に登り私は父の遺骨を埋葬し、父はここから11歳の時に一人で渡って来たのか、と思いをめぐらしました。

そこから私は車で38度線に向かいました。38度線から南を見渡した時、韓国が見え、その向こうにある日本の存在を実感しました。日本では北朝鮮は危険な存在とみなされていますが、私が38度線に立ち感じたのは、その日本にアメリカの軍事基地がありいつでも北朝鮮を攻撃する体制ができているということでした。

皆さんの中には韓国には行ったことがある人は多くいらっしゃるでしょうが、北朝鮮に行かれた方はほとんでいらっしゃらないと思います。残念ながら多くの日本の人は拉致問題や核実験によって北朝鮮のことをよく思わず、日朝両国の国交樹立を歓迎する雰囲気ではないようです。しかしながら日本にとって、朝鮮半島の南半分である韓国だけではなく北朝鮮に対し、植民地支配をしてきたことを謝罪し賠償金を支払い国交樹立をすることは避けられない歴史的な課題なのではないでしょうか。私は在日韓国人の一人として、多くの日本国民がその歴史的な課題を深く理解されることを祈念します。

遠くない将来、みなさん、北朝鮮旅行をご一緒しませんか。私の健康が許せば、是非、ご案内させていただきます。

                                2021年8月5日                                 崔 勝久

2021年7月30日金曜日

歴史の歪曲は許されません

私は南京に行ったことがあります。 当時の日本は南京での虐殺を快挙として報道していました。 生き証人もいるのです。あったことを無かったと主張することは歴史の歪曲であり、 虚偽の主張です。そんなことが堂々と主張されることは許されません。

2021年7月24日土曜日

8月5日 日韓反核平和連帯共催の集会のご案内

「被ばく朝鮮人の歴史と現在に寄せて」 韓国の陜川(ハプチョン)は多くの韓国原爆被ばく者たちの故郷であり、10年前から8月6日の原爆投下の日に慰霊祭を、前日には韓半島と世界の非核平和を願う集会を開いています。そのなかのプログラムとして今回は松村高夫さんの講演が行われます。陜川で8月5(木)~8月6日(金)にかけて実施されている『第10回 2021年陜川非核・平和大会』のなかで、東京での講演をZoomに繋いで韓国に配信します。 この講演はYouTubeでライブ配信されます。なお、YouTubeを見られない方は三田で講演を聴くことも可能です。(会場費:500円)先着20名まで。 NPO法人NNAA(No Nukes Asia Actions Japan)のホームページ http://nnaa.main.jp/ 最上段の一番右側の「ビデオ」をクリックするとみられます。

日時:8月5日(木) 14:30 ~ 17:00 * この時間帯に松村高夫さんの講演があります。時間配分未定 場所:キリスト友会東京月会会堂   東京都港区三田4-8-19 講師:松村高夫さん 慶応大学名誉教授、英国王立歴史学会(RHS)フェロウ、「米国の原爆投下の責任を問う会」共同代表、「中国帰還者連絡会平和記念館」理事長、「731細菌戦部隊の実態を明らかにする会」代表、主な著作:「日本帝国主義下の満州」(共著)お茶の水書房 他多数 挨拶:(14:30祝辞の後 講演、松村高夫さんと韓国原爆特別法改定案に係わる関係者との2名)裏面参照 講演内容:「被ばく朝鮮人の歴史と現在に寄せて」(この部分だけ東京で講演します。) 発表者 松村高夫(慶応大学名誉教授)  20分

討論:(コメンテイター)木村朗(鹿児島大学名誉教授、平和学)10分 イ.ウォンヨン(ウォニョン)(水原大学教授、韓国脱核エネルギー学会副会長)10分 YouTube 通訳: 朴ソルバロ氏 共催:日韓・韓日反核平和連帯、米国の原爆投下の責任を問う会    連絡先➞〒183-0011 府中市白糸台 1-47-17 090-1769-6565 (事務局・水澤壽郎)Email;mimizuku929@yahoo.co.jp YouTube でのライブ配信 NPO法人NNAA(No Nukes Asia Actions Japan)のホームページ http://nnaa.main.jp/ 最上段の一番右側の「ビデオ」をクリックするとみられます。

以下の時間帯のみ配信されます。 14:30~17:00  2021年非核・平和を結ぶ話の広場(講演)陜川原爆被害者福祉会館 19:00~20:30  2021年 非核・平和 文化の広場(ミュージカル、フ―ジョン合奏、ギター演奏、歌踊りなど巫俗行事)  陜川原爆資料館前広場 『第10回 2021年陜川非核・平和大会』詳細 主題:「2021年非核・平和の道を問う」 場所:陜川原爆被害者福祉会館.陜川原爆資料館. 陜川資料館前広場 主催・主管:陜川平和の家 後援:慶尚南道 協力団体:(社)韓国原爆被害者協会. 韓国原爆被害者(2,3世)の会、韓国被爆者2世患友会、 (社)ワールドアジア、韓日反核平和連帯(日本の日韓・韓日反核平和連帯の韓国側) 参加対象:韓国原爆被害者 及び 国内外参与団体 及び 市民 100名 ―陜川非核・平和大会 10周年記念映像上映 ―非核平和 をつなぐ話の場 ―非核平和 文化の広場 ―非核平和:原爆被害者総合ケアサービスの方々の作品展、写真展、平和メーッセージ

講演会 挨拶 祝辞: 14:30 (社)韓国原爆被害者協会長、 金容福博士(神父、韓日反核平和連帯顧問、前WCC-世界教会協議会幹部)、 イ.ナムジェ陜川平和の家院長(被ばく2世) 講演内容:1)「被ばく朝鮮人の歴史と現在に寄せて」 (この時間だけ東京で講演します。) 発表者 松村高夫(慶応大学名誉教授)  20分 討論:(コメンテイター)木村朗(鹿児島大学名誉教授、平和学)10分 1. ウォンヨン(ウォニョン)(水原大学教授、韓国脱核エネルギー学会副会長)10分      2)原爆被害者 支援特別法 改訂案 政策方向と二世三世問題        討論:朴スギョン(陜川平和の家 運営委員)他 20分 YouTube 通訳: 朴ソルバロ氏 --