2017年10月28日土曜日

サンフランシスコからの緊急の依頼に対応しませんかーー大阪市長の姉妹都市解消の「脅し」に対して

選挙権のない外国人もまた日本社会の構成員、この意見が日本社会で通じるのか?
http://oklos-che.blogspot.jp/2017/10/blog-post_23.html

この内容を元にして約1時間、先週大阪で話をしたら、日本人を責めている、インテリは他人を扇動しようとする、人を扇動しようとする人、社会的な運動をしようとする人は信頼できないと批判されました。このブログを読まれみなさんはどのように思われますか?

私が出した1時間の講演の最後の課題は以下の3つでした。
1)日本軍慰安婦問題に関する両国政府の合意に対して、当事者の女性から異論がでて、それに韓国の市民・政府が理解しようとしているが、一方、日本の全マスコミ・市民・政府は安倍政府の言い分通り、約束したことは破ってはいけないという形式論理で韓国の動きに反発をしています。この問題をどの様のとらえればいいのか。

2)大阪市長はサンフランシスコ(SF)市長に対して、慰安婦問題に関連して、少女像をSFの公園で建設を認めるのであれば、姉妹都市の関係は解消すると「脅して」います。この問題を大阪に住む者として放置していいのか。
3)選挙権の内在外国人も日本社会の構成者であり、日本社会変革のパートナーとして受け入れるのか。

皆さんはどのように思われますか、積極的なご意見をお願いします。


アメリカのサンフランシスコで住まわれている絹川トモミさんからこの少女像に対する大阪市長の発言に具体的なアクションをおこしてほしいとメールが届きました。このメールを転送します。


大阪市長のサンフランシスコ市長、市議会に対する不条理な要求は日本軍慰安婦
問題に対する認識の欠如、それはとりもなおさず、過去の植民地支配に対する認識の欠如、及び現在の日本国家の植民地主義な歴史認識を表しています。
重要なのは、安倍政権だけでなく、全政党、全マスコミもこの問題にたいしては
同じスタンスに立っているということです。日韓両政府の合意に対する韓国市民、政府がどうして反発するのかということを考えようともせず、合意という形式の違反としか捉えていません。
特に、当事者の女性達の思いを受け止めようとしないことに問題があると思います。

絹川トモミさんからの要望に応えたいと思いますが、皆さんはいかがお考えでしょうか。
早急に対応を協議したいと思います。

崔勝久


---------- 転送メッセージ ---------
From: Tomomi Kinukawa
日付: 2017年10月28日(土) 3:04
件名: サンフランシスコ市長への書簡
To: チェスング <che.kawasaki@gmail.com>


Choiさん、
どうもありがとうございます。お願いの文を下に添付しました。11.29日に市議会が開かれますので、11・24日までに、こちらにメールしていただけましたら、英訳して、市長、市議に提出させていただきます。ご質問があられましたら、どうぞご遠慮なくおっしゃってください。もう既に、日本軍「慰安婦」問題・関西ネットの呼びかけに答えてくださった方々もおられますが、複数のネットワーク、団体の方からのサポートがさらにいただけましたら、大きな圧力をかけることができると思います。

またお忙しいと思いますが、Choiさんに、手紙を書いていただき、署名を集めるということも、可能でしょうか。手紙を書くことはできないが、署名ならという方もいらっしゃるのではと思うのですが。英訳はこちらで担当できます。

もし署名を集めていただけるようでしたら、英語表記で集めていただけると、翻訳の時、大変役立ちます。また大阪市、大阪府にお住まいの方は特に、その旨明記していただけましたら助かります。

英語ですが、山田総領事が数日前に、サンフランシスコ議員宛に送りつけた手紙も参考までに添付させていただきます。実際の碑文に、一つ言葉が欠けていたことにいちゃもんをつけて、碑文の変更を要求するという、とんでもない手紙です。これは単なる事務的なミスでしたが、このおかげて、市が負担して、碑文を作り直すことになり,1ヶ月ほど余計に時間がかかることになりました。あまりの馬鹿さ加減に、怒りと恥ずかしさが混じる思いです。

また、大阪市長始め、一部メデイアが誤解して報道していましたが、すでに記念碑のある土地の方はサンフランシスコに正式に寄贈されています。なので、すでに記念碑は公共の土地に立っています。11・29日の市議会で、記念碑そのものが、市の公共の碑となることが最終的に可決されることになっています
ユネスコの記憶遺産としての慰安婦の認定が見送られる・否定されるという見通しの報道をこちらでも読んでいます。歴史的「事実」を巡って、記念碑の碑文にもプレッシャーをかけてくるのか、予測が難しいところです。
どうぞくれぐれもよろしくお願いいたします。
きぬかわともみ


日本・大阪在住の皆さん
私たちは、サンフランシスコ(以下、SF)市で「慰安婦」記念碑の計画、設置に関わってきた、「慰安婦」正義連盟のメンバーです。
ご存知の方も多いと思いますが、先日9・22にSFチャイナタウンにある、セイント メリー スクゥエアーにて、記念碑の除幕式が行われました。現在記念碑は、私有地に建てられていますが、当初の計画に沿って、連盟よりSF市に記念碑と土地は贈与され、公共の記念碑となることになっています。

これを受け、吉村大阪市長は929日、姉妹都市であるSF市長あてに公開書簡を送付し、「慰安婦」記念碑を市として公認しないよう求め、それが受け入れられなければ姉妹都市を解消せざるを得ないと迫りました。大阪市長の手紙および、SF市長よりの返答はこちらのサイトよりご覧頂けます

さらに、SFの大手の地方紙SFクロニクルの10月4日の社全面的にサンフランシスコの念碑をサポトしたことを受け田淳 在SF総領事が クロニクルに送った反論の手が10月9日付で掲載されました。(手紙の翻訳は下に添付しましたのでご覧ください。)
同総領事は、先月9月22日にも「慰安婦像は日本の大衆を疎外する」という題の寄稿を、同SFクロニクルに掲載しています。(http://www.sfchronicle.com/opinion/openforum/article/Comfort-women-memorials-are-alienating-12218720.php

総領事は、これらの投稿により、「記念碑」は、一方的な証拠を元に先入観に基づいた歴史を主張することで、日本の大衆を疎外していると批判しています。更に、韓日「合意」こそが、国際的連帯を可能にすると主張します。

大阪市長の発言も、在SF総領事の発言も、サバイバーの方の証言、長年にわたる調査、研究の成果を無視し、日本軍性奴隷制度の存在そのものを否定するものであり、公人としてこのような発言をすることは、許されてはなりません。犠牲者の要求を無視するどころか、犠牲者の存在そのものを否定することにより、「和解」を成立させようという韓日「合意」に、「慰安婦」正義連帯は、強い批判を重ねてきました。

SF「慰安婦」記念碑は、単独のエスニックコミュニティではなく、いくつものコミュニティが連帯したことにより可能となりました。多くの犠牲者を出した コリアン、チャイニーズ、フィリピノ アメリカンのコミュニティのみならず、日系や、また日本からの団体も参加しています。私たち、在日コリアンのグループ「エクリプス ライジング」も、連盟のメンバーとして重要な役割を果たしてきました。「おばあさん」たちが自ら率いてきた、日本軍「慰安婦」制度の犠牲者への日本政府の公式な謝罪 、正義を要求する闘いを記憶し、実現する決意を、SFの住民が中心となり、多くのコミュニティが手を取り合って、表明する場となりました。

SF市議会は、今月中にも記念碑を公式に公共の碑と認めるための投票を控えています。この記念碑に対する、日本の政府、政治家、官僚の手による介入を絶対阻止するため、こうして皆さんに呼びかけの手紙を書かせていただいております。皆さんの方から、大阪市長および総領事の見解は、日本在住の皆さんの見解を全く無視したものである旨を、 SFのエドウイン リー市長および、市議会議員宛の手紙という形で、書いてくださいませんか?

繰り返しになりますが、皆さんの手紙で強調していただきたい点は次の3点です。 
(1) 在サンフランシスコ総領事、吉村大阪市長による SFにおける「慰安婦」記念碑設置反対のための発言は、決して、大阪、日本の住民の意思を反映したものでないこと。

(2)「慰安婦」記念碑に込められたメッセージに賛同し、記念碑建設を全面的にサポートしてきた、サンフランシスコ市に賛同、または敬意。

(3)「慰安婦」記念碑が、市に寄贈され、公共の記念碑となることが、大阪、また日本の住民の願うところでもある点。

手紙の送り手は、個人、団体、または複数の方の署名付きなど、どのような形でも大変効果的と思います。大阪の方は、特に大阪在住の旨を記載していただけると良いと思います。手紙は、11月24日までにメールに添付して、tkinukawa63@gmail.com まで送っていただけましたら、「慰安婦」正義連盟の方で、市長および市議の方に、まとめて送らせていただきます。日本語で送ってくださる場合は、こちらで英訳いたします。ご質問等ありましたら、ご遠慮なく tkinukawa63@gmail.com  の方へお寄せ下さい。

「慰安婦」正義連盟
エクリプス ライジング

連絡先:Tomomi Kinukawa, tkinukawa63@gmail.com


最後に、いくつか参考となる資料を添付させていただきます。(添付したファイルの方を御覧ください)
1:日本軍「慰安婦」問題・関西ネットが呼びかけたサンフランシスコ市議宛への書簡。こちらはすでに100人以上の署名と共に、提出済みです。参考までに添付します。

2:山田淳 在SF総領事のSFクロニクルへあてた手紙の翻訳

3:正義連盟メンバーのMiho Kim LeeさんがSFクロニクルに書かれた手紙。(これは、先に述べた総領事の手紙と同日付けで、同紙面に掲載されました。

4:「慰安婦」記念碑の碑文の日本語訳

5:慰安婦「正義」同盟が、除幕式の際に発表した声明(英文のみで失礼します。)

6:日本軍「慰安婦」問題・関西ネットが呼びかけた吉村市長への抗議文。大阪での事情を詳しく書かれいらっしゃるので、参考になると思います。
7:正義連盟の他のメンバーの手紙の要約。

以下、参考資料
サンフランシスコ市議会議員のみなさまへ
私たちは日本の市民として、日本政府が日本軍性奴隷問題をはじめとする加害の歴史に向き合うことで、真の平和な未来を築くことを願ってきました。だからこそ、9月22日にサンフランシスコ(以下、SF)市で「慰安婦」記念碑の除幕式が行われたことを歓迎するとともに、SF市民を中心とする日系、韓国系、中国系など様々な立場の人々が手を取り合って歴史を記憶し、日本軍「慰安婦」問題の解決を願い、さらに女性への暴力根絶をめざして行動されたことに深い感銘を受けました。また、SF市長および市議会も、碑の設置を満場一致で採択する等、歴史の事実を踏まえて市民の意思や行動を尊重し、人権尊重の理念に従って対応されてきたことに心より敬意を表するものです。

ところが、除幕式から間もない9月29日、吉村洋文大阪市長がエドゥイン・リーSF市長あてに公開書簡を送付し、「慰安婦」記念碑を市として公認しないよう求め、「(それが)受け入れられなければ姉妹都市を解消せざるを得ない」と迫ったことを知り、驚き、憤りを抑えることができません。
そればかりか、山田淳在SF総領事も「『慰安婦』記念碑は一方的な証拠をもとに先入観に基づいた歴史を主張することで、日本の大衆を疎外している」と批判したことが伝わってきていますが、これは事実の捻じ曲げです。
吉村市長の発言も、山田総領事の発言も、日本の歴代内閣が認め、継承してきた「河野談話」の立場を逸脱しており、公人の発言として許されるものではありません。さらに、この問題を自ら明らかにしてきた被害者の証言や、長年にわたる学者や市民の調査・研究の成果を無視し、日本軍性奴隷制度の存在そのものを否定する歴史修正主義の発言です。

私たちは10月13日、全国から59団体の賛同を得て、吉村市長にSF市への圧力を直ちに止めるように求める抗議文を届けました。吉村市長によるSF市への圧力は、大阪、日本の市民の意思を反映したものではありません。また、被害者の要求を無視して一方的に行われた2015年の日韓「合意」に対しても、私たちは「これは解決ではない」と強い批判を重ねています。

ここにあらためて、SF市の「慰安婦」記念碑に込められたメッセージに賛同し、記念碑建設を全面的にサポートしてきたSF市の意思に敬意を表します。
「慰安婦」記念碑がSF市に寄贈され、公共の記念碑となることは、女性の人権が尊重される社会を求める私たち大阪、また日本の市民の願いです。
私たちは一刻も早く「慰安婦」記念碑が公共の記念碑として認定されることを心から願っています。

2:山田淳 在SF総領事のSFクロニクルへあてた手紙の要訳

10月4日の社説に対し、2つの点を指摘したい。第1点は、中立的、客観的事実に基づいた過去であれば、記念することにやぶさかではないが、先入観に基づいた歴史は事実を映し出さない。
第2点は、このように(趣旨、目的が?)ここまで特定された記念碑をSFに建設すると、結果は2つに一つしかない。
第一にもし市が、 全てのケースを平等に扱っているならば、記念碑だらけで空いた土地がなくなるはずだ。(しかし、もし実際そうならないのなら)市は、日本を事実上槍玉に挙げている(シングルアウトしている)ことを、認めるべきだ。

いずれにせよ、この像も現在、市に存在する古い諸像と同様、無理やり建てられたのであり、やがては古い諸像と同様の運命をたどるだろう。実に、この像もまた、古い諸像同様、「半面的真理」にすぎない。

Half-told story
Regarding “History abridged” (Editorial, Oct. 4): I wish to raise two points. First, we are very much in favor of commemorating the past, provided it is confirmed by neutral and objective fact finding. The historical mirror should always be flat and unobscured. If a preconceived picture is painted over the surface, how can it serve as a “mirror”?
Second, continuing to build memorials with this degree of specificity in San Francisco will lead to two possible outcomes. 
If this city wishes to be consistent and give equal treatment to all cases, there will be no free space left anywhere, or you admit that you are knowingly singling out one particular example — in this case Japan.
From both aspects, this new, somewhat forcibly erected statue is perfectly in line with the older, controversial ones and will eventually face the same fate, however long it may take. “Half-told story suggested by the sculpture,” indeed.
Jun Yamada, Consul General of Japan, San Francisco

3:正義連盟メンバーのMiho Kim LeeさんがSFクロニクルに書かれた手紙。(これは、先に述べた総領事の手紙と同日付けで、同紙面に掲載されました。)

貴紙が「慰安婦」メモリアルをサポートし、日本の責任を否定する日本政府と右翼の激しい反対にも関わらず、「過去をしっかりと見据えること」を読者に促していただいたことに、感謝したい。 「有名な指導者や国史上の重要な出来事」ではなく、アジア、太平洋地域出身の、数知れない普通の女性を記念する、おそらく最初の公式な記念碑を、サンフランシスコ市が、熱烈なサポートのもと、建立したことを、全ての女性は、誇りに思うべきだ。

生存者の方たちは、80歳,90歳代のご高齢にも関わらず、性的人身売買や、性奴隷制とたゆみなく、戦っておられる。このような生存者の方々の、尊厳と、私たち皆を鼓舞するパワーとを反映する記念碑を私は誇りに思う。

人間性に反した行為は否定できないし、忘れ去られるべきでない。沈黙は、この重要な歴史の否定を助長するだけだ。貴紙を模範に、他の多くの人々が、「慰安婦」の記憶と記念をサポートする意思を表明することを願っている。

Proud of memorial
Thank you for supporting the “comfort women” memorial, calling on the public to “welcome an unblinkered view of the past” despite fierce opposition from the Japanese government and right-wing nationalists that deny Japan’s responsibility. All women should be proud that San Francisco has erected, with great enthusiasm, perhaps the first public memorial honoring untold numbers of ordinary women from the Asia Pacific as opposed to “famous leaders and national turning points.”
The survivors tirelessly fight sex trafficking and sexual slavery, even in their 80s and 90s, and I’m proud we have a memorial that projects their dignity and power to inspire us all. 
While inhuman actions are undeniable and shouldn’t be forgotten, silence unfortunately allows denials of this important history to grow. I hope many others will follow your footsteps in declaring their support for remembrance and memorialization of comfort women. 
Miho Lee, El Cerrito

4:「慰安婦」記念碑の碑文
碑文(日本語訳)

「私たちにとってもっとも恐ろしいことは、第二次世界大戦中の私たちの痛ましい歴史が忘れられてしまうことです。」      
  ——-元「慰安婦 」
この記念碑は、1931年から1945年まで日本軍によって性奴隷にされ、「慰安婦」と呼ばれたアジア太平洋地域13ヵ国にわたった何十万人の女性と少女の苦しみを表しています。その女性たちの大多数は戦時中囚われの身のまま命を落としました。この暗い歴史は、生存者が勇敢に沈黙を破った1990年代まで、何十年も隠されていました。生存者たちの証言が世界を動かした結果、戦争手段としての性暴力が人道に対する罪であり、加害国の政府が責任を負わなければならないと国際社会が宣言することとなり
ました。
この記念碑は、これらの女性たちの記憶のために捧げられており、世界中での性暴力や性的人身売買を根絶するために建てられたものです。

「慰安婦」正義連盟 寄贈

5:慰安婦「正義」連盟が、除幕式の際に発表した声明(英文のみで失礼します。)
September 22, 2017

CWJC Statement at Unveiling of the Memorial for “Comfort Women” in San Francisco

We stand here today, united, as we bear witness to the suffering of hundreds of thousands of women and girls, euphemistically called “Comfort Women,” who were sexually enslaved by the Japanese Imperial Armed Forces in 13 Asia-Pacific countries from the early 1930’s to 1945. We stand here determined to win justice for all the victims of the Japanese military sexual slavery system, the majority of whom did not even live to see freedom. Through our memorial, we remember all our grandmothers who are alive, and all those who have passed on but are still with us in both spirit and memory.
Through our transnational, multiethnic solidarity, we are also resolved to restore justice to those whose lives and suffering have been erased by nationalist politics or expediency.

This memorial is the product of unity among countless dedicated volunteers, activists, scholars and teachers, students, youth, parents and grandparents, professionals and retirees and others, who have joined under the united banner of the “Comfort Women” Justice Coalition to make this memorial a reality today. Much of the work was done away from the spotlight.

We stand here, guided by the powerful leadership of the surviving grandmothers themselves, who have led the global movement during the past decades. Their voices helped launch a global cry for accountability and justice. When Grandmother Kim Hak Soon courageously broke her silence, she helped pave the way for the international community to recognize sexual violence during war as a crime against humanity.

Echoing the grandmothers’ calls, we demand that the Japanese Government take full, official responsibility for the institution of sexual slavery by the Japanese Imperial Army, an act that constitutes a war crime as well as a crime against humanity. The Government of Japan must implement the following actions: 

1. Make a sincere, official, and legally binding apology; 

2. Pay full reparations to the victims and their families;

3. Conduct a thorough investigation of the crime and punish those found guilty in a court of law;

4. Memorialize the victims and continue to teach its citizens an accurate and truthful history of Japan during its era of imperial expansion and World War II.

CWJC furthermore demands that Japan’s apology and redress reflect the findings of the most up-to-date rigorous international scholarship. Recently, scholars have uncovered the fact that even more girls and women than previously known were enslaved, violated, and murdered in makeshift facilities in multiple war fronts across China, the Pacific, and Southeast Asia. These victims have left even fewer traces in official archives than those victims who were confined in the comfort stations set up in larger cities.

We want to go on record: 

We condemn the Japanese Government’s refusal to issue an official apology, and we denounce its diplomatic attempts to avoid taking full responsibility. These attempts include the 2015 so-called “agreement” between the governments of South Korea and Japan.

We have stood and will stand firm against all of the Government’s obstruction and denialism, including its blocking of people’s attempts to build memorials all over the world.

Let us remember that through their activism the grandmothers have stood with victims of state-instituted sexual violence all over the world.

Following their footsteps, we stand in solidarity with all those who have suffered from sexual violence. We are thinking of those in our communities who have been forced into sex trafficking, of the Yazidi women, the women in Syria, in Congo, and in Juarez, Mexico, and all those living near military bases. We are also thinking of those who suffered from sexual violence in the past, during the trans-Atlantic slave trade and the genocide of indigenous people.

We dedicate our memorial to all the grandmothers and their unwavering resolve for justice. We pledge to continue our struggle against all forms of sexual violence, and for an end to the sexism, racism, colonialism, militarization, and war that fuel it. Standing here united in front of the memorial, we envision a world free from fear of sexual violence, where all women and girls can live a life with respect and dignity. 

6:日本軍「慰安婦」問題関西ネットが呼びかけた吉村市長への抗議文。大阪での事情を詳しく書かれいらっしゃるので、参考になると思います。

吉村洋文 大阪市長 
                    
サンフランシスコ市への「慰安婦」記念碑設置圧力を直ちに中止するよう求めます

吉村大阪市長は929日、姉妹都市であるサンフランシスコ(以下、SF)市長あてに公開書簡を送付し、922日にSF市民によって設置された日本軍「慰安婦」記念碑を市として公認しないよう求め、それが受け入れられなければ姉妹都市を解消せざるを得ないと迫ったことが明らかになっています。

2013年に、当時の橋下大阪市長が「慰安婦制度は必要だった」などと発言したことに対し、SF市議会が非難決議を全会一致で採択するということがありました。その後も、歴史的事実から目を背け、被害者を侮辱する発言を繰り返す橋下市長が国際的にも非難を浴びるなか、予定していたSF市への視察を断られる事態に発展したことは、吉村市長もよくご存じのはずです。

SF市議会で「慰安婦」記念碑の設置が満場一致で可決されたのは2015922日のことでした。日系・韓国系・中国系を含む現地市民らが、過去の過ちを記憶し、人身売買や女性への暴力に反対するために市内に設置を求めていたものです。
ところが、吉村市長も今年2月と3月に、エドゥイン・リーSF市長宛に書簡を送り、碑の設置を中止させるよう求めました。これに対しSF市長は、「わが市には、公的や民間によって建てられた多くの記念碑がある。『慰安婦』の碑は民間のプロジェクトが先導して進めたものだが、姉妹都市関係を壊そうと意図したものではない」「碑文の文言は事実で、記念碑の真の目的は被害者の名誉、市民の教育のため」と書簡で答えました。

SF市長として市民の意思や行為を尊重し、歴史の事実を踏まえ、人権尊重の理念に従い、当然の対応をしていることが伝わってきます。それにも関わらず、吉村市長は922日、SF市民らの手で「記念碑」除幕式が行われると、再度書簡を送り、「記念碑を市として認める場合は、姉妹都市を解消せざるを得ない」と恥ずかしげもなく抗議したのです。

これに対し、エドウィン・リー市長は102日付書簡で、「大きな落胆を覚える」「公職にあるものとして、たとえ批判にさらされても地域に対して応えていくことが責務」「過去ではなく、未来を見るべき」と返答してきたことが報道で伝えられました。これを受けてもなお、吉村市長は会見で「(碑文の内容が)日本政府の見解と違う」「姉妹都市関係を根本から見直さざるを得ない」と発言しています。このような言動は、公職にある者として歴史に向き合う時に、また、国際関係を進める時にとるべき態度ではないことは明らかです。ダイバーシティー大阪をめざす多くの市民の支持も得られるものではありません。

おりしも今年はSF市との姉妹都市提携から60周年であり、今月にはSF市から訪問団を迎えて記念行事を行う予定もあります。吉村市長は書簡で「このような動きが現地コミュニティーに分断を持ち込み、姉妹都市交流にネガティブな影響を及ぼす可能性がある」ことを心配しているとのことですが、そうした憂慮を引き起こしているのはまさに市長自身です。

歴史の事実を否定し、女性の人権を蔑ろにするこうした考え方の背景には「日韓合意」以降の日本社会に蔓延する「慰安婦」問題は解決したにもかかわらず、韓国社会と政府が蒸し返しているとの決めつけがあります。国際社会において「慰安婦」問題は未解決であるばかりか、現在進行形の女性に対する暴力にほかなりません。

大阪市長としてこの間の対応を反省し、再びこのような恥ずべき行為を行わないこと、今後歴史認識をあらため、女性の人権が守られる社会の構築のために努力するよう強く求めます。

20171013
日本軍「慰安婦」問題・関西ネットワーク


7:正義連盟の他のメンバーの手紙の要約。
ジュリー・タン(元カリフォルニア州判事)

2017年10月9日付のサンフランシスコ・クロニクルへの投書で、日本総領事はこう聞いています。
「なぜ日本を名指しするのか?」その理由を2つお答えします。

まず、第一に、日本国が第二次世界大戦中に女性や少女に対して深刻な残虐行為を行ったからです。
日本政府は、軍事的、そして組織的にレイプ、人身売買、そして性奴隷制度をすすめ、その規模や深刻さは、現代史において他のどの国と比べてもあまりに残酷で、異常であったためです。

第二に、安倍政権がこの歴史的事実を未だに否定しているからです。
第二次世界大戦中、ドイツは600万人のユダヤ人を殺しましたが、その後、心から謝罪し、補償も行い、被害者たちは前に向かって歩むことができた。日本は、3500万人[?]の中国人の命を奪い、そして40万人もの女性や少女を性奴隷にしました。しかし、米国や日本で文書が発見されたにもかかわらず、日本は謝罪を拒み、事実を否定してきました。これらが、我々が日本を名指しした理由です。
Julie Tang

In a letter to the Chronicle on Oct 9, 2017, Japanese consul general asks, “Why single out Japan?” I will give him two good reasons:
1.      Because Japan committed serious atrocities against women and girls during WWII.  The Japanese government, through its military, institutionalized rape, sex trafficking and sexual enslavement in a manner, scale and degree so cruel and unusual that no other countries in modern history ever came close to doing the same.
2.      And Japan’s current government under Prime Minister Abe is still denying it.
During WWII, Germany killed 6 million Jews, but it sincerely apologized, paid reparation and the victims were able to move on.  Japan killed 35 million Chinese, sexually enslaved 400,000 women and girls throughout Asia, used chemical and biological warfare against POWs and civilians and used them as slave laborers. But Japan not only refused to apologize, but deny what happened, even though US and Japan’s archival documents prove up these atrocities. And that is why we single out Japan.
イネス・ホランダー博士(インドプロジェクト代表)
歴史上のある時点において、日本は大きく歴史の流れに逆行したことがありました。日本総領事の昨今の対応は、歴史家や被害者たちのおぞましい証言によって確認された「慰安婦」という事実を否定し、今もなお歴史の流れに逆行しているということを知らしめることとなったのです。

領事として、この事実を否定し、メモリアルを侮辱することは、まるでドイツの領事がホロコーストを否定し、ホロコーストを記憶するためのメモリアルに攻撃を加えるようなものです。なぜドイツがそのようなことをしないかというと、ドイツは過去と決着をつけたからで、日本はまだそれができていないということです。

一方的な話?本当にそうですね。私たちは、総領事が語らなかった部分の歴史を日本が語るのをずっと待ちつづけています。つまり、ボールは日本側のコートにあるということです。日本領事はフェイクニュースに加担しているだけであり、日本の人々にとって悲しい日となってしまいました。
Inez Hollander, PhD, The Indo Project (www.theindoproject.org)
At one point in time, Japan was very much on the wrong side of history. The recent response by the Japanese Consul General shows Japan likes to remain on the wrong side of history by denying the comfort women story which has been researched and confirmed by WWII historians and horrific testimonies of the survivors themselves. 
For the consul to deny this story and smear the memorial is akin German Consuls denying the Holocaust and attacking dedicated memorials to remember the Holocaust. The reason why that is not happening is because Germany has come clean, where Japan has not.
Half-told story? Indeed. We’re still waiting for Japan to tell part of the story the Consul is not including, so the ball is really in their court. In the meantime, the Japanese Consul is merely contributing to the cycle of fake news. What a sad day for the Japanese people.







1 件のコメント:

  1. サンフランシスコ市 エドウインリー市長、および市議会議員のみなさまへ

    私は、大阪府に在住するものです。この度、大阪市の吉村市長が、サンフランシスコ(SF)の「慰安婦」記念碑を市として公認しないように求め、それが受け入れなければ姉妹都市を解消せざるを得ないと脅迫したことを知り、大阪人として非常に恥ずかしく思います。
    吉村市長は、日本が韓国の植民地にしたという歴史的事実を直視しないで、慰安婦が強制的に連行されたのか、そうでないかという議論に矮小化し、慰安婦がなかったかのようにする歴史修正主義者の考えかたで発言しています。決して、良識ある日本人の発言ではありませんし、多くの大阪市民の支持を受けたものでもありません。
    「慰安婦」記念碑に込められたメッセージ「この記念碑は、これらの女性たちの記憶のために捧げられており、世界中での性暴力や性的人身売買を根絶するために建てられたものです。」は、単に日本による慰安婦だけでなく、未来の世界に対する願いを込めたものです。これに誰も異議を唱えることはできません。
    この記念碑が市に寄贈され、公共の記念碑となることが、大阪、また日本、さらに世界の市民の願うところでもあり、大阪市長の圧力に屈することなく公共の記念碑になることを願っております。

    2017年11月1日
    大阪府枚方市長尾東町1-47-15
      井上 浩 (HIROSHI INOUE)

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