2014年3月21日金曜日

台湾の学生たちが立法院(国会)を占拠した!

                  台湾の立法院占拠の写真です。
洪申翰さんのFBから引用

朝日新聞 3月21日付けで、台湾の国会を占拠した学生たちの記事です。「馬総統に公開討論要求」「立法院占拠の台湾学生」と言う見出しです。

下の中国語は先日招聘したGCAAの洪申翰さんのFBにあったものです。彼が引用したものです、念のため。
佔領國會是為了改變台灣。我們不是暴民


私は漢文はわかりませんが、国会を占領した、これは台湾を変革するためだ、という趣旨でしょう。また、私たちは暴徒ではないとも記しています。

私はこの行為と先日の洪さんの講演の中にあったガンジーをもじった言葉と、民意を反映しない権力者への警告と今後の自分たちの運動のあり方を模索(示す)ために実施された道路占拠とがダブって見えます。

私は洪さんの講演を聴き、以下のような内容をFBに流しました。

2014年3月18日火曜日
台湾の反原発運動のすごさから学ぼうー洪さんの講演より
http://oklos-che.blogspot.jp/2014/03/blog-post_18.html

昨年第四原発廃炉を求める25万人デモを組織した若者集団GCAAメンバーの講演がありました。台湾の反原発運動の歴史と現況。選挙制度が民意を反映しないと考えるようになり、ガンジーから学んだ運動を展開するとのこと。権力への抗議と警告を兼ねて、国会前の交差点を短時間占拠。自主規制をしないことを前面に打ち出す。台湾の反原発運動から学ぶこと多し。彼らとの国際連帯運動の不可避せいを強く認識。

翌日のブログではこのように記しています。
ガンジーの提唱した非協力運動は中国語で「不合作運動」と表現され、それは彼らは同じ発音の「不核作運動」として運動のスローガンにしたのです。そればかりではありません。民意を反映しない政治状況を打破するために、彼らは暴力を使わず、なおかつ権力者への抗議と警告の意味をこめて、国会前の大きな交差点で突然、そこを占拠するという行動を計画し実行しました。

               台湾の国会内で警察と対峙する学生たち

従って台湾の学生が国会を占領し、為政者の民意を無視して国会を数の論理で通したやり方を批判し、中国との協定によって台湾に被害をもたらすことを憂う青年たちが審議のやり直しと総統との対話を求めている記事を読み、私はすぐにGCCAが行った反原発デモの道路占拠のことを思いだしました。

馬総統が今後どのような対応をするのかわかりません。今のところは、「法治を守ることはゆるぎない立場」としていますが、同時に、「学生の熱意を認め」ているとの記述が朝日新聞にあることは注目すべきです。野党民進党が学生を支持しているだけでなく、広範囲な民衆の支持があることを為政者も認識しているということでしょう。

私は広範囲な市民の理解を求める運動のあり方を提唱してきた日本の脱原発運動が、為政者の敷いたルールに従順であることを大前提にし、逆に自主規制をしながら自由な議論を封印してきた
ことに疑問を感じています。台湾や韓国の反原発の運動体とも交流し、お互いの自由な議論の中からお互いが学び合いながら共闘の道を探る機会を作ることを提案します。

9月に台湾で開催するNo Nukes Asia Forumに全ての関係者を招待します。

1 件のコメント:

  1. この提案に私は強く賛成します!!!

    権力者への抗議と警告は誰がするのか?
    権力者は裸の王様のようにふるまっている。
    誰も支持していない。錯覚している。
    彼らの哀れな末路を見たいものである・・。
    彼らは民意を離れて、国民の為、平和の為と言葉を並べているだけに過ぎない。

    民意を反映しない政治状況を打破する為、今までの運動のあり方を一掃し、学生、市民の若者集団が中心になって、新しい世界の大きなうねりを作りたい。
    台湾の若者集団GCAAメンバーが核になっての活動は、世界中から応援することにより、台湾だけに終わらないことと思う。

    反原発の被害者は、市民です。世界中の市民です。その共通のテーマで私たちは行動していきたいです。為政者や政治家に国を任せている時代はもう終わりました。

    危険な時代に入ったことを互いに認識しなければなりません。
    そして、世界の若者が集い歴史の過ちを速やかに提示し率直な意見を交換しましょう。
    それを今後の出発にしてはどうでしょうか?
    市民にできること…それは共に交流し、意見を交わし発言することではないでしょうか?
    同じ国の国民であっても人の痛みが解らない人間がいます。違う国の国民であっても、人の痛みを感じる国民もいます。私たちは、一人の人間から出発します。一人の市民からから出発します。

    痛みを感じ取れる人々と、どうか一日も早く絆を結び、出発したいです。国民とは、まず市民の集まりではないのでしょうか?市民の集まりを一国の集まりに抑えるのではなく、世界市民の集まりに是非ともつなげたいです。

    それには、9月の台湾で開催するNo Nukes Asia Forumに参加を推進、協力したいです。

    トルコから久美子







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