2013年1月28日月曜日

ムーミンとサンタの故郷、フィンランドから東芝に抗議に


フィンランドから「原発の輸出を止めてほしい」と訴える人たちが来日し、東芝が新たな原発建設業者の候補に挙がっているので東芝本社を訪問するという情報を得た私は、浜松町にある東芝本社に12時に行き、一行が来るのを待っていました。

原発の反対運動を行っている現地の「プロ・ハンヒキヴィ」のハンナ・ハルメンパーさんと、一行のグリンピースの活動家、スウェーデンのTV局、コーディネーターの在日スウェーデンの女性、スウェーデンに行き来する日本人女性がJR浜松町から東芝本社に続く特別ゲートに現れたのは、12時20分でした。

私はハンナさんとおぼしき女性に声をかけ、ツィターで知ったので応援に来たことを伝えました。私もツィターとFB,ブログ通信で何千人という人に情報発信したし、ハンナさんは先週、官邸前で日本の原発輸出を止めさせてとアピールしたと聞いていた私は、リトアニアの件で日立本社でデモをした経験があるので、今日はもっと多くの人が支援に来るものと思っていました。

事前に東芝本社に連絡をしていたスウエ―デンのコーディネータの女性に、東芝側のガードマンが現れ説明した内容は、敷地内は入ってはいけない(カメラマンは許されたのですが、どこからが敷地かは言われれば気づくくらいに一本の5ミリくらいの金属が道のまんなかに埋めてありました)、広報の人間はアポなしでは会わないということでした。私はそれではアポを取れば会うということですかと尋ねたのですが、アポを取る方法はないということでした(なんだ、会う意思はないということですね)。

私も一行と一緒に、4人で日本語のプラカードを持ち、約40分間、東芝につながる浜松町の特別出口のところで無言で立ち続けました。日本の女性はビラを渡し始めました。二人のガードマンが見守る中で受け取る人はいるかなと思ったのですが、数人の人は黙って受け取ってました。後は、外国人がプラカードを持ちながら佇んでいるのでいぶかしい顔をしながら、プラカードを見て通り多くの東芝関係者が通り過ぎて行きました。

国民投票関係者だという日本人が一人現れ、写真を撮ってすぐに帰っていきました。ハンナさんに私たちはリトアニアの時は日立本社前でデモをしたことを伝えると、その情報は既に知っていました。彼女たちが言うように、原発輸出を止めるのは日本の責任であり、日本の問題でしょうという指摘はその通りなのです。というわけで、結局、東芝前に現れ、彼女たちと一緒に「無言の抗議」に参加した人は他には現れなかったという、寂しい場になりました。

しかしハンナさんたちの意思の強さは一緒に立っていてよくわかりました。私がすこし話しかけても、通行する人がプラカードが見にくくなると私の姿勢を注意し、少し時間がたつと趣向をこらしてムーミンのバスタオルを持ち出して二人で持ち始めました。通行人の注意を引くためでしょう。

水曜日、午後7時からピースポートの学習会でまた会いましょうと握手をして別れました。NNAAと今後連絡を取り合いましょうという約束をしました。高田の馬場にあるピースボートの方にどうぞみなさん、おいでください。実際、私たちに何ができるのか、日立、東芝にどのように対応していけばいいのか、相談しましょう。

講師:ハンナ・ハルメンペー(市民団体「プロ・ハンヒキヴィ」副会長)
 時間:19:00~20:30
 場所:ピースボートセンターとうきょう
   アクセス:JR/西武新宿線/地下鉄東西線 高田馬場駅
   早稲田口より徒歩7分
   地図>> http://www.peaceboat.org/office/index.shtml
 参加費: 300円
 お申し込み:
メール→ 件名に「1月30日 ピースボート勉強会申し込み」、 本文にお名前、
ご所属、メールアドレス、
お電話番号を明記し、 univ@peaceboat.gr.jpまでお申し込みください。
お電話→03-3363-7561

そうそう、NNAAから来たと言ったら、北海道でデモをしていることも知っていました。そうそう、私たちの仲間ですと、私は胸を張って答えました。

参考資料の「覚悟がとんでもないフィンランドの原発事情」を見てもよくわかるんですが、フィンランドは日本とは比べ物にならないくらい、原発メーカーはいち早く使用済み核廃棄物の埋蔵方法を具体化し、地元住民との密な連絡網まで作っています。しかしはやりフィンランド国内でも意見は分かれるらしいのですが、ハンナさんたちは住民にとって嫌なものは嫌という意見をあげ、あらゆる角度から運動に取り組んでいるということがよくわかりました。

これから、彼らとの国際連帯の運動を強めていきましょう。いい出会いになりました。



参考資料:
●現地でまかれたチラシ

ピュハヨキ原子力発電所 (WiKipediaより http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%94%E3%83%A5%E3%83%8F%E3%83%A8%E3%82%AD%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB%E6%89%80)

ピュハヨキ原子力発電所(フィンランド語: Pyhäjoen ydinvoimalaitos)はフィンランドの北ポフヤンマー県ピュハヨキに建設が予定される原子力発電所。フェンノボイマが建設予定であり、2011年10月5日にピュハヨキを建設地として決定した。
初期の計画では東ウーシマー県のルオトシンピュフターを候補地にしており、さらにその後シモ(英語版)とピュハヨキが候補地としてあげられた。しかしながらシモは環境保護の観点から批判が多く、岩盤の状態から耐震性も悪かったため、ピュハヨキに決定された。なお、この原発の建設決定は福島第一原子力発電所事故以後では最初の原発建設発表となった。
2015年に建設開始を予定しており、完成は2020年を見込んでいる。建設費は40~60億ユーロを予定し、最大出力は1800MWを想定している。
フェンノボイマは2012年から13年の内に東芝とアレバの2社のうちから建設業者を決定する予定で、東芝の1600MWの改良型沸騰水型軽水炉とアレバの1700MWの新型加圧水型炉EPRのいずれかの軽水炉が選ばれる予定である。

注:http://www.fennovoima.fi/en/construction
(ここにアレバと東芝が候補にあがっている)

フィンランドの原発事情(Wikipediaより http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%94%E3%83%A5%E3%83%8F%E3%83%A8%E3%82%AD%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB%E6%89%80 )
1994年フィンランド原子力条例の修正の後、明示されたフィンランド国内の全ての核廃棄物をフィンランドで処分することが明示され、オルキルオトは2000年にフィンランドで使われた核燃料の長期地下貯蔵設備として選ばれた。この設備は洞穴を意味する"オンカロ"と名づけられ、オルキルオト発電所から数マイルの花崗岩の岩盤に建設された。ユーラヨキは2003年8月に施設の建築許可を行い、建築は2004年から始められた。
施設の建築を担当するポシヴァ社は、2012年ごろに貯蔵所とそれに伴って必要となる構造物の建築認可のための申請書の提出を計画している。審査には3年かかると予想される。 オンカロ処分場は100年分程度のキャニスターを受け入れる大きさがあると予想されている。処分場が満杯になった後は最終的にトンネルごと埋め立てられて密封される。
デンマークの監督Michael Madsenが共著、監督した長編ドキュメンタリー100,000年後の安全(原題:Into Eternity)は開削の最初のフェーズを撮影、専門家がインタビューされている。映画の視点は地層処分の意味論的困難さに向いており、貯蔵所が遠い未来の人間にとっての危険として示されている。また、フジテレビの「その後」でもオンカロが取り上げられている。

フィンランドの原子力発電所建設計画
http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_Key=14-05-05-03

長期展望にたったフィンランドの原子力発電(駐日フィンランド大使)
http://www.finland.or.jp/public/default.aspx?contentid=163010&nodeid=41206&contentlan=23&culture=ja-JP

覚悟がとんでもないフィンランドの原発事情
http://matome.naver.jp/odai/2134094909236897801


●韓国原子力企業 フィンランド原発工事入札に参加
2013年02月01日16時41分
[ⓒ聯合ニュース] comment3hatena0

  【ソウル聯合ニュース】韓国の原発運営会社、韓国水力原子力は1日、フィンランドの電力会社テオリスーデン・ボイマ(TVO)が進めている原発4号機建設事業に入札書を提出したことを明らかにした。韓国電力技術や斗山重工業、サムスン物産、SK建設などと組む。

   TVOは1970年代に原発1、2号機を導入し、現在はフランス企業と3号機を建設している。

   4号機建設事業には加圧水型軽水炉型のAPR1400(韓国)、EPR(フランス)、APWR(日本・三菱重工)、沸騰水型軽水炉のABWR(日本・東芝)、ESBWR(米GEと日本・日立)の五つの原子炉型が競争している。TVOは総合的な技術や経済性を評価し、優先交渉権者を選定する。

   韓国水力原子力関係者は「世界最高水準の安全性を求めるフィンランド原発事業への参入は韓国原発の安全性と技術を立証できるチャンス。世界原発市場の約40%を占める欧州市場進出に向けた橋頭堡(ほ)になると期待している」と述べた。

3 件のコメント:

  1. 崔さんへ

    安倍政権の次年度予算案では原発を外国に輸出することを手助けする費用が挙げられていました。原発輸出はなんとしても止めなければと考えます。

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  2. ハンナさんは、本当に迷わず真っ直ぐに進む方で、その素早さと力強さに感心していましたが、崔さんもハンナさんに負けず劣らぬ行動力の方で、抗議に参加してくださっただけでなく、このような詳しい記事を書いてくださり、感激です。これからもいろいろ学ばせてください。
    日本人は、フクシマのことや、日本国内で再稼働させないことで、頭も身体もいっぱいの感がありますが、上記の方のように、原発輸出のことは、忘れても許してもいけないと思っています。

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  3. アメリカのSKさんより

    勝久さん
    ごぶさたしております。

    フィンランドから東芝へ抗議に見えたハンナさんへの連帯のご活動、頭が下がります。”FB、ツイッター、ブログ通信を通しての何千人もの人たちへの呼びかけ”にも拘らず、抗議行動への参加が勝久さん一人だったとはショックでした。もちろん私以上に勝久さんにとってショックだったと思います。”日本に於ける住民運動って・・・”と思います。
    このあとなんと言葉を綴っていいか分かりませんので、最近読んだブログを紹介します。辺見庸さんの著作と同じように”絶望”ばかりが描かれているのですが、なんだか私を力づけてくれたのです。

    http://alisonn003.blog56.fc2.com/blog-entry-308.html
    http://alisonn003.blog56.fc2.com/blog-entry-309.html
    http://alisonn003.blog56.fc2.com/blog-entry-310.html
    http://alisonn003.blog56.fc2.com/blog-entry-311.html
    http://alisonn003.blog56.fc2.com/blog-entry-312.html

    それとこちら米国では、ある意味”NRC” の規制が「しっかり」しているので既存の原発の稼動に対する反対運動が難しいとも言えます。不可避に生み出される”核廃棄物の危険性”と核兵器に見られる核の技術が戦争政策に他ならないことを明らかにした”反戦の運動”と結びつかなくてはダメなのだと思います。それも米国はアフガニスタンに於ける戦争当事国であるにも拘らず、反戦運動が盛り上がっているわけではありませんのですが・・・。

    それでもがんばりましょう。

    追伸、お父上についてのブログにも驚きました。興行界と「在日」のつながり、興味ぶかかったです。

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