2012年12月17日月曜日

大敗後の第一歩:日立のリトアニアからの撤退を求めるデモに結集

みなさんへ
12月18日午前10時半に日立本社前でデモをして日立にリトアニアから撤退するように要求しましょう!
18日、10時に東京駅丸の内南口改札口で集号

みなさん、お疲れさまでした。残念ながら選挙の結果を受け入れるところから始めるしかありません。私はこれを時代の流れと見ました。

選挙結果、これは私が予期したものでした。日本の流れがどういうものか、原発輸出反対を掲げず、自分の足元にしか目が行かない闘いは、領土問題によって一挙に「愛国的」、全国民的なものになると私は予想しました。残念ながらその通りになりました。しかし領土問題はきっかけで、経済最優先を掲げ、憲法「改正」、国防軍への名称変更、アジア諸国への更なる強硬姿勢を国民は選択したということです。

昨日、選挙結果を予想した私は日比谷の脱原発世界会議に出席しました。韓国の環境運動連合、新しくできた「核のない社会のための共同行動執行委員長」の金恵貞(キム、へジョン)さんと会うためです。
彼女によると若干劣勢を伝えられていた野党候補で脱原発と民主化の内実を求める文在寅(ムん・ジェイン)さんは、先日、ソウルで圧倒的な人気を誇りながら大統領候補を降り文候補を推すことを表明した安哲秀(アン・チョルス)さんと一緒に15日、演壇にたち、5万名の観衆の歓喜に応えたというのです。

これは選挙で勝てるかもしれないという予感をさせるものです。19日の結果を待ちましょう。改めてその結果、右傾化する日本と、日韓関係、中国、台湾を含めアジア状況にどのような変化がありうるのか、考えをまとめたいと思います。金恵貞さんは、韓国の脱原発候補の勝利によって日本への影響を期待していました。

さて、会場でゲストスピーカーの一人である、リトアニア状況を伝えてくれたジャーナリストのAndreyさんと話をしました。私たちは日立をはじめとする原発メーカーへの提訴をすると話したことをきっかけに、日立で勤める朴鐘碩が会社の経営責任者に脱原発に舵をとるようにとの手紙を出していると説明したところ取材をしたいとの申し入れがあり、急遽、彼を会場に呼び話し合いをもちました。

私たちが日本の新聞を通して知っていたことは、リトアニアで62%の国民が国民投票で原発は要らないと表明し、原発を推進していた党に代わり、原発反対を表明していた党の責任者が首相になったということだけでした。国民投票の結果は日立と手を組み原発導入を決めた国の方針に影響をあたえるものではないということも強調されていました。

しかしAndreyさんは、新首相は明確に国民投票で示された国民の意思に従い原発建設を「キャンセルする法律をつくると言明したというのです。その確認を求めた私に、昨夜遅く、Andreyさんは現地の新聞記事(12月5日)を送ってくれました。ロシア語を英語に翻訳したものです。

New Prime minister leader of Social Democrats Algirdas Butkyavichus in beginning of November said that to follow the will of the referendum voters Sejmas (Parliament) have to draft a law on cancelation of Visaginas NPP construction.
(11月はじめ、社会民主党の新首相のAlgirdas Butkyavichusは国民投票の意思に従い、国会はVisaginasの原発建設のキャンセルの法律を作らなければならない、と語った)

これは、リトアニアの要求があれば最新、最良の原子炉を提供するという見解を出した日立の言い分とは異なります。国民投票の結果が原発に反対であっても、政権側が推進すると言っていたのでまだ日立にも「リトアニアの要求」に応えるという大義名分が成り立ったのですが、新たな首相が国民の意思に従うと言明した以上、日立は手を引かざるをえないでしょう。

日立製作所が受注に向けての交渉中の、リトアニアげんぱつ投票 反対多数/NHK 2012/11/10
リトアニアの国民投票の結果について、原発の発注に向けて交渉している日立製作所の電力システム社の久保達哉広報部長は、「有権者の過半数が投票し、かなりの方が原発建設のプロジェクトに反対票を投じられたことは事実として重く受け止めたい。今後、このプロジェクトがどう議論されるのか推移を見守り、原発が必要だという要求があれば、世界で最も安全なプラントを提供したい」と話しています。

「投資に関する最終的な合意は2015年になる見込」(朝日)
http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201206220056.html

日立はいずれにしてもリトアニアからの撤退を含めた最終決断を迫られるでしょう。3・11以降、世界の最高水準の技術を誇ってきた日立は、リトアニアでの実績をてこにGEと提携してさらなる原発プラント輸出に拍車をかける計画であったのでしょう。しかし逆にこの計画を頓挫させることによって、世界の原発メーカーを脱原発の方向に向かわせることになるのではないでしょうか。これこそ、「大敗後」の日本の運動にとって最も必要な第一歩だと思われます。

戦前のような大国日本を願い極右の政策を掲げる自民・維新の大勝を受けて私たちがやるべきこととして、リトアニアの国民を支持、連帯する行動に参加し、日立にリトアニアから徹底させるようにするというのは、これからの私たちのなすべき国際連帯を示唆するものだと思います。

なお、Abdreyさんからのメールでの呼びかけがあり、12月18日午前10時半に日立本社前でデモをして日立にリトアニアから撤退するように要求しようというメッセージを受け取りました。時間のとれる方は参加しましょう。これが「大敗後」の第一歩です。

0 件のコメント:

コメントを投稿