2012年11月28日水曜日

素晴らしいTBS報道特集、これで台湾の原発政策は変わるか?

中生(なかお)桜美林大学、文化人類学教授からTBSの放送があることは聞いていましたが、帰国された教授から実際に放送があったことを知りました。たまたまFacebookでその報道を見つけたので、みなさんにお知らせします。

私のその島、lanyu島を見てきましたが、映像の中でお会いした人も何人かいました。映像は、いくつもの言葉を並べるより瞬間にして真実を伝えます。たいへん、客観的な、すぐれた報道です。

Lanyu島「事件」は、この島の問題にとどまらないでしょう。臺灣台4原発への影響は必至です。ここに原発を納入し試験運転に関わる日立、東芝、三菱重工はどうなるでしょうか。

この島に置かれた放射性廃棄物を台湾電力、政府はすべて島から撤去すると約束しているのですが、果たして国内でそれを認める地方があるのでしょうか。台湾は過去に北朝鮮に核廃棄物を持ち込むことを画策したことがありました。しかしこれは臺灣だけでなく、韓国、日本も同じ問題を抱えています。今、改めてモンゴルとの日米・UAE(実態は韓国?)・モンゴル間でのCFS(核燃料一括サービス)構想の実情が懸念されます。昨年5月に毎日新聞がスクープしたあれはどうなっているのでしょうか。モンゴル国会で今年7月に緊急に採決したプロジェクト予算は何だったのでしょうか。早急な解明が必要です。

TBSテレビ系・報道特集 2012.11.24。
 http://www.dailymotion.com/video/xvcimq_yy-yyyyyyyyyyyy-yyyyyyyy_news 


天然資源に乏しく、海に囲まれた地震多発地帯。日本と極めて似た環境にある台湾は、エネルギーや原発政策についても日本と同じような道を歩んできた。増え続ける放射性廃棄物の問題も例外ではない。
長年、核のゴミをいわば、押し付けられてきた台湾に浮かぶ小さな島を取材した。

参考までに:
緊急情報、拡散依頼:台湾Lanyu島の低レベル放射性物質からの、高い放射線量が発見された事実経過について 
http://www.oklos-che.com/2012/11/lanyu.html

2 件のコメント:

  1. 福井の中野です。

    TBSの報道をみていると、コスト優先、隠ぺい体質とか、あますぎる安全基準あますぎる管理、差別など、日本と同じ発想で保管されていると思います。国家権力や財力をもった人間が、自分達の権益のたに、日本と同じようなことをやっているのかなと思います。

    廃棄物処理を数千年とか数万年とか保管の議論が行われていますが数年、数十年でさえ、大丈夫なのかという思いがわきあがります。

    先日、フィリピン非核連合議長シンブランさんという方が福井に立ち寄ってフィリピンの話をしていきました。いかにして、フィリピンで原発をゼロにしたかというお話をでした。原発反対運動がマルコス政権を打倒し、その後の政府への圧力になっていったことでした。

    福井には、いろんな国の方もきてお話をしていきますが、
    確かドイツの国会議員の方も、ドイツでの脱原発への過程で、みどりの党が躍進するなど
    (社会主義政党なども脱原発をかかげて躍進したようです。)
    政治の流れが変わっていったようなお話をしていかれました。

    独裁的なマルコス政権下で、幾人もの犠牲者を出しながらのフィリピンの反核の歴史は、日本とはまた違った事情がありますが、現在の日本よりも遥かに困難な中で、反核を実現してきたお話でした。もっと聴きたかったのですが、あまり慣れない通約の方を通しての講演で時間がぎれだったのが残念でした。

    政変だけで原発が止まるということではないですが、政変が起こるぐらいの、人々の価値感がかわるぐらいの激動がおきなければ
    原発はなくならないし、当面の核廃棄物の保管もできないのではないかと思えます。

    ドイツもフィリピンも、決して、決着済みということではなく、新たに原発が建設される動きはあるということでした。運動の手を緩めてはならないとおっしゃってました。

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  2. フィリピンへの原発輸出を画策しているのは韓国です。楽観を許しません。だから年末の大統領選挙は大きな意味を持ちます。楽観を。在日は戦後初めて(韓国であれ、日本であれ)、国政選挙の参加します。私も投票に行きます。

    台湾のLanyu島の闘いは重要です。台湾の原発政策に大きな影響をもたらすでしょう。そうすると、日本の原発メーカーにも変化があるかむしれません。注目してください。崔勝久

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