2012年2月2日木曜日

神奈川県のガレキ受け入れ、「対話集会」の実態について

「脱原発かわさき市民」のメンバーのKさんから、1月30日に開催された神奈川県のガレキ受け入れについて県知事の説明会があり、その「対話集会」の実態についての感想文がMLで届きました。皆さんにご紹介いたします。「対話集会」に参加したCNFEのAさんによれば、知事の対応は不誠実極まりなく、怒号のヤジのなかで「対話」が進められたとのことです。



①まずは・・30日の神奈川県知事の対話集会について・感想です。

30日の知事との対話集会について、新聞等の報道で内容はご存じかと思います。私も参加しておりましたが、知事は15日の芦名における現地説明会、20日の横須賀での集会、と全く同じ話を繰り返すのみでした。
「皆さんのお気持ちを受け止めて」「誠意をもって」と何度も繰り返していましたが、全くそんな感じではありませんでした。

相変わらず「放射能アレルギー」なる言葉を使い、反対意見や疑問を持つ人にレッテルを貼り、簡単に言うと、「民をバカにしている」感じでした。

最後には、「あなたたちは県民の前に国民なんだから、国のいう事を聞かなきゃ」とまで仰り、だったら県知事いらないことになるのに気が付かないのかなぁと、呆れ果ててしまいました。

②ガレキの問題点 = 焼却灰の埋立

既に横浜川崎相模原の3市には処理できない焼却灰がたまっています。8000bq/kgはあくまで地上の埋立数値なので、(それでもとんでもない数字ですが)、横浜川崎は海面埋立ができないのです。岩手県から100bq/kg以下のガレキを持ってきてやいても16、あるいは33倍程度の濃縮になります。

焼却による粉じんやガスの放射能汚染もありまうが、問題は焼却灰のほうが大きいようです。水溶性のセシウムが溶出した場合の危険性は、環境が専門の方が多く指摘しています。横浜、川崎もそれがあってストップしていると思われます。

ガレキを持ってきて焼くことは、単純に、立派な放射性物質である焼却灰の量が増えることになります。100bq/kgですと焼却によって16、あるいは33倍に濃縮されるので、場所によっては今の横浜川崎相模原より高くなるところもあります。

③今後について考えていること。
相模原市のグループは担当課をよんで、ガレキ受入れの説明会を行うそうです。川崎市でもこのガレキについて考えることを何かやりたいと思います。

今既に汚染されているという現実を知らない、忘れている人が多すぎると思います。これを野放しにしては、結局、原発の怖さも、東電のやったことも、うやむやにされてしまうと思います。身近なところから、核について考える人が増えるためにも、やらなければいけないと思うのです。

以上でした・・

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