2011年11月29日火曜日

東芝への抗議行動始まるー「脱原発かわさき市民」

「脱原発かわさき市民」の掲示板に寄せられたメールを公開します。川崎臨海部にある東芝の実験原子炉の問題点を様々な角度から取り上げてきましたが、この度、実際の抗議行動が実現されます。みなさんの御支持、ご協力をお願いします。

崔 勝久


[datugenpatu-kawasaki]グループの掲示板に投稿があったことを、Yahoo!グループよりお知らせいたします。

私(A氏)も、Twitterで発信していましたが、本日午後東芝本社の総合案内に電話かけたところ、原子力事業部の部課長級の方が対応し、約30分ほど話しました。以下、やりとりの簡単なまとめです。1回目は4時ごろでその時は担当者がいない、また電話をとの対応。5時頃再度電話したところ、つながりました。

東芝の原子炉稼働は新たな原子力事業の開発のためのものだと思います。報道されているように、あのスリーマイル事故で30年間新規原子炉建設をしなかった米国の新たな原発建設に東芝が参入します。
以下、夕方東芝原子力事業部のかたとのやりとりです。

「福島は収束、原子力開発は進める」「国内で原発ができない以上輸出は企業として当然」・・・唖然。
A=私、T=東芝
①川崎市にある実験炉を稼働させるというがどういうことか。
対応者の名前を聞いたところ―ツイッタ―とかで個人名をだされるのは困るので、個人名は出していない。
A:どういう名称の部署か。
T:原子力事業部。本社にある。
A:役職は。部長とか課長のクラスか。
T:そうです。
A:実験炉稼働をなぜ今するのか。福島第1原発が収束もしていない。
T:我々のは原発ではない。研究用の実験炉。従来は川崎市に報告だけしていたが、今回は事故の件もあり、川崎市の方から、プレスリリースすると話があった。それにしたがったまで。今までも報告はしていたが、こういうような対応はなかった。稼働するといっても、使うときに動かし、終わればとめておく。いつも動いているわけではない。実験炉なので、200Wくらい。通常は0.5wくらい。核反応は起こすが、臨界はしない。熱も出ない。電気が切れれば止まる。文科省の管轄で、検査も済んでいて安全は確保されている。
市民から問い合わせがあればこういうように説明させていただく。従来、川崎市役所の方、市議の方も見に来ている。3.11以降も見に来られた。
A:実験というのは原発開発のためなのではないか。
T:それもふくめて以前から計画されたもの。開発のためだ。
A:いま福島が収束していない中で原発開発のための実験炉を動かすのは、市民のコンセンサスを得られるものではない。
T:収束してない?すでに政府はIAEAにSTEP2まで来たという報告書をあげている。温度も下がっている。
A:収束なんてしてないでしょう。原因究明もされていない。炉の中がどうなっているかもわからないし、第一近づけない。毎日何億ベクレルもの放射性物質が放出されている。これで収束しているのか。冷温停止とは閉じられた状態で言うこと。
T:・・・。冷温停止という考えはいまはしない。温度は測れているし、掌握している。放射能の状況は東電さんの問題。市民の方が不安を持たれているというのは承知している。しかし、開発までするなということではない。
A:収束も冷温停止もしない中で原子力開発そのものを進めるのはおかしい。中がどうなっているかは誰も分からない。

②米国の原発新設の機材を受注はいまの状況でなぜ行うのか。
A:そういう中でアメリカの新規原発開発に参入するのは問題だとおもう。
T:原発そのものを受注したのではなく、発電機の方、復水機を納入する。アメリカは安全と言っている。
A:日本国内ではもう原発は作れないから海外へ、というのはおかしい。危険なものを輸出するべきではない。
T:国内で作れないのだから海外というのは当然。アメリカは安全と言っている。
A:今までは安全と言っておいて、あれだけの事故を起こした。いま、原発をやめようという動きも政府の中にもある。それなのに推進していくのは許せない。廃棄物の処理はできない状況ではないか。
T:いやそれはちがう。最終処理はできるが、場所が決まっていないだけだ。
A:それもあるが、核廃棄物は処理方法が決まっていない。何万年も危険物を保管しなくてはならない。
T:場所の問題だ。

要は
・原子力開発のための実験炉再開は企業として当然の権利だ。
・政府がIAEAに報告書を出し、福島はすでに収束している。原発推進は企業として当然。
・原発は安全。
・日本国内で作れない以上、企業として海外で作るのは当然のこと。

あらためて、グローバル資本・大企業が儲けのためなら何でもあり、子どもたちや市民の健康など全く考えてないことを身をもって感じることができました。対応した人は、ある意味自信満々でいろいろと詳しく説明をしてきました。しかし、原子力は安全、福島は収束、問題になっている放射能問題は東電の問題、東芝とは関係ないという対応です。
ぜひ、抗議の声を上げて行くべきです。なお、この実験炉は川崎市川崎区にありますが、これを所轄する研究部署は横浜市磯子区にあると言っていました。

私が電話したのは 03-3457-4511 本社総合案内
 ここに要件をいえば、原子力事業部につないでくれました。

30日(水)に「脱原発川崎市民」の抗議行動が川崎市議の猪股恵美さんなどが呼びかけています。以下、引用です。ぜひいきませんか。
東芝への抗議行動の日程は11月30日(水)午後1時川崎駅改札前時計台下に
集合です。猪股美恵(川崎市会議員)

0 件のコメント:

コメントを投稿