2011年4月10日日曜日

脱原発・反原発に共鳴する川崎市民のみなさんへー川崎市総務局危機管理室への質問と回答

先日の銀座で行われた反原発デモに参加した川崎市民の全く自発的な集まりが今日、川崎の登戸にある、「ぐらすかわさき」でありました。昨夜、電話があり、急に集まらないかというので、私も参加した次第です。

10名ほどの集まりでしたが、こもごも、今回の地震の恐ろしさ、仙台にいる身内のことなどがはなされました。2時間ほどの話し合いでしたが、最終的には、各人が周辺の人に呼びかけ、個人であれ、既成の運動団体であれ、原発の恐ろしさを実感し、これはなんとかしなければならないと思いいたった人が川崎市民として声をだしていこうということになりました。

もう原発は嫌だ、怖いという実感を共通項として、みんなで問題点を探り、具体的な行動を考えていこうということでみんなの気持ちは一致しました。関心のある市民の方は私に連絡ください。

私は、つい最近わかったこととして、東京湾(川崎臨海部)にある東芝の原子炉について報告し、ここにビルゲイツが数千億円の投資をして、新たな原子炉の開発を進め、世界中で売ろうとしているいるが、東芝もまた川崎市当局も、マグネチュード9という地震は全く想定もしておらず、津波や、
長周期の地震波による高層ビルの倒壊、大規模な石油コンビナートの火災のよる災害については全く何も考えていない、ということを報告しました。

1カ月後にまた改めて方々に声をかけて、もう一度集まることになりました。次回の日程、場所については改めてお知らせします。

「迫り来る大地震活度期は未曾有の国難である」(衆議院予算委員会での神戸大学、石橋克彦教授の発言、2005年2月23日)(http://www.stop-hamaoka.com/koe/ishibashi050223.html
「福島原発事故の後は、世界は新たな原子炉に代るのか、それとも「凍結」するのか?」
http://anti-kyosei.blogspot.com/2011/04/blog-post_03.html

以下、川崎市総務局危機管理室に出した質問とその回答を以下、掲げます。

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From: "16kiki" <16kiki@city.kawasaki.jp>

To: "SK Choi"
Sent: Friday, April 08, 2011 5:13 PM
Subject: Re: 質問がございます。

崔 勝久 様

本市では、現在、国からの職員派遣要請に基づき、被災地で本市職員が災害対策支援を行っております。また、復興支援においても、全国市長会からの職員派遣要請等に基づき、本市の職員を派遣することとしております。

本市では、このように国や全国市長会からの要請に基づき、本市職員による人的支援を行っているところでございまして、お返事が遅れましたことをおわび申し上げます。

まず、M9.0への対応についてでございますが、本市の地震被害想定調査は、平成20~21年度に実施した>調査が最新のものになっており、この時の調査で、発生した場合に本市への影響が最も大きい地震として、川崎市直下のM7.3の地震を想定しております。

地震の規模をM7.3とした理由につきましては、国の地震調査研究推進本部地震調査委員会により、南関東でM7程度の地震が発生する確率が今後30年以内では70%程度とされていることによります。

また、国の中央防災会議による首都直下地震の想定(東京湾北部地震)も地震の規模をM7.3と設定していることから、こうした点からも整合を図ったところです。しかしながら、平成23年3月11日に発生しました東日本大震災は、M9.0という未曾有の大地震となっており、この規模の地震が関東地方で発生するかどうかについては、これまで同様に国家レベルでの専門家による検証が実施されると思いますので、そうした結果を注視しながら、本市の地震被害想定調査や地震防災戦略などへの反映を検討してまいりたいと考えております。


次に、東芝の原子力施設についてでございますが、現況といたしましては別添のとおりとなっております。本市としましては、川崎市原子力施設安全対策協議会を毎年開催して必要な報告を東芝から受けているとともに、立入検査なども実施しているところです。


また、施設周辺の放射線量の測定結果を神奈川県のホームページで閲覧することができるようになっております。(http://www.atom.pref.kanagawa.jp/

以上、よろしくお願いいたします。


東日本大震災対策本部事務局(総務局危機管理室)

----- Original Message -----

From: "SK Choi"

To: <16kiki@city.kawasaki.jp>

Cc:

Sent: Thursday, March 31, 2011 10:43 AM

Subject: 質問がございます。



総務局危機管理室御中


「新らしい川崎をつくる市民の会」の崔勝久と申します。
http://www.nextftp.com/tahhh/tahhh/

ネットから「川崎市における地震被害の想定について」にたどり着きました。
http://www.city.kawasaki.jp/53/53bosai/home/lib/higai/jisin.htm


しかしM9が実際に起こり、「想定外」ということが言われるようになった現状では根本的に市の考え方を変えなければならないと思います。


M9が来た場合の「想定」はいつできるのでしょうか。また川崎市民は、今回の福島原発で、川崎臨海部にある、東芝の原子炉が安全なのか、非常に心配をするようになっています。


市会議員の御協力で、数回、議員会館で臨海部に関する学習会を持ちました。公害研究所にお電話をして、行政や企業を責めるのではなく、実際の原子炉がどのような「想定」の下で運営されているのか、シンポジュームを地方選の後、持ちたいので御協力を要請したところ(小塚さんが対応)、危機管理室に連絡をしておくとのお話でした。


私たちは一般市民、行政、地元市会議員、企業、有識者によるシンポ開催によって正確に川崎の現状を理解したいと考えています。

世界のビルゲイツが東芝と組み、より安全な原子炉を開発して世界にビジネス展開しようとしているわけですから、臨海部にある原子炉は世界最先端の原子炉であろうと思われます。そうであれば、その事実をもっと市民に知らせていく必要があるでしょう。

しかしそれでも使用済核燃料の処理の仕方や、それを取り出す際に地震が起こった場合どうするのか、またその核燃料はどのようにどこで処分されるのか、 これは日本だけが安全であればいいというより、世界環境を考えた場合、川崎市民としてもしっかりと状況を把握し、市民や世界に対しても情報を発信していかなければならないと考えています。

よろしく御協力をお願いします。

崔 勝久
skchoi777@gmail.com
ブログ:http://anti-kyosei.blogspot.com/

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