2011年4月8日金曜日

「石原都知事が核武装論」英紙報道 「中国に対抗」

昨日、私は、ブログで「東北地方の「復興」は、TPP受け入れとナショナリズム強化に向かうのでしょか?」(http://anti-kyosei.blogspot.com/2011/04/blog-post_07.html)を書き、中野剛志の主張は、「自主防衛」を基本とする危険な思想だと指摘しました。彼のデフレの克服については、一定、学ぶことはありましたが、いびつなナショナリズムに寄与すると警鐘を発したばかりです。

案の定、朝日は、ネット上で、<「石原都知事が核武装論」英紙報道 「中国に対抗」>と報道しました。

「英紙インディペンデントは8日、東京都の石原慎太郎知事が同紙とのインタビューで、中国の脅威に対抗するため、日本は核兵器をつくるべきだとの見解を述べた」と報じています。
http://www.asahi.com/national/update/0309/TKY201103090148.html

石原は隣国である中国、ロシア、北朝鮮が核兵器をもっていることに反発し、「現実には外交交渉力は核兵器を意味する」と語ったと伝えています。中野剛志が言うように、中国やロシアに対するのに弱腰外交ではなく、「自主防衛」を強調すると、これは論理必然的に、核武装になることは言うまでもありません。

都知事選を前にしてこのような「無謀な」ことを言うのは、この強気な発言が、一般都民に受けると判断したからだと思われます。即ち、史上例のない未曾有な災害に遭い、人々は強い、ナショナリステックな言葉に飢えていると石原は判断したのでしょう。彼はこの言葉に都民が反発し選挙にマイナスになるというより、自分のこの言葉を支持する方が多いと考えたのだと思います。

日本の首都東京の市民は、いつまで極右政治家を支持するのでしょうか。東京、名古屋、大阪、横浜など日本の大都市がすべてこのような政治家によって運営される事態になることを、私は恐れます。

私の、このような事態だからこそ、民族・国籍を超え、<協働>によって地域社会を変革していこうという提案は、彼らから、鼻で笑われることでしょう。外国人には政治参加は認めない、嫌だったら、言うことを聞かないのなら出て行ったら。一部の変質的なナショナリストだけでなく、そのような政治家から聞かされるような嫌な予感がします。

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