2009年10月8日木曜日

阿部現市長の3選阻止から、市政の具体案をめぐる闘いに


今日の神奈川新聞は注目です。
まず阿部現市長が最後の市議会で感謝の言葉を述べたが、
拍手は皆無、とのこと。「市長と各会派との冷え込んだ関係を
象徴する場面」と書いています。

各党派は阿部さんをどこも支援しません。阿部さん支援は、
電機労連の富士通、キャノン、東芝らですが、実際に組合員が
どのような投票行動にでるか、わかりません。頼みの市職労も
同じでしょう。医師会、商工会議所・町内会などは、阿部が
当選しないと見ると、ころっと態度を変えるでしょう。

公明党は、同日選挙の参院補選で自主投票を決定しました。
市長選も同じ態度をとるしかないでしょう。8万5千の
公明票は、阿部さんにはいかず、原自民か福田民主に流れると
思われます。しかし、原自民は検討して15万票、20万票に
どれほど上乗せするのかという勝負になりそうです。

同じ神奈川新聞で、福田さんの「準区議会」を全国初で新設、
とありますが、内容は、市長の諮問機関で決定権はなく
(川崎外国人市民会議と同じ)、市議と市職員とで決め、
市民は傍聴と発言の機会はあるというものの、これでは
住民の政治参加とは言えません(ハンナ・アーレントや
京都の区民協議会案は読んでないな?)。

福田さんは現行の区民会議は廃止する方向とのこと、これは
いいですね。条例も変えなければなりません(今の議会の
力関係では可能)。しかしせっかくだからもう一歩踏み込んで、
原さんさえ言っている区長の公募、住民の「準区議会」
への参加(区民議会のメンバーは、公選公募にする)と、
決定権を与えるべきです。市長の拒否権を与えてもいいのですが、
その際は、準区議会で説明することを条件にすべきでしょう。
もっと、福田案は検討されなければなりませんね。

今のままでは、市長と市議の権限を大きくするだけです。これは
道州制と同根です。住民自治とは住民の政治参加です。

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