2019年6月1日土曜日

ハプチョン・フォーラムへのお誘い


韓国人被爆者が多く住む地方で開催されるハプチョン・フォーラムに参加しませんか。

 アメリカの広島、長崎での原爆投下による数十万人の犠牲者は日本国民だけではありません。その1割は日本の植民地支配の下で日本に住むようになった朝鮮人でした。その被爆者の多くは韓国に戻り、日本政府、韓国政府からの十分な支援を受けることはありませんでした。今なお、南北の被爆者は癒やされぬ多くの問題を抱えています。朝鮮半島全体に広がる被爆者のうち、その多くは韓国の陜川(ハプチョン)で居住しています。私達、日韓・韓日反核平和連帯が主催するハプチョン・フォラムはまさにその場所で8月5-8日に開催されます。
 韓国人被爆者はいかなる理由によっても原爆投下は許されないという自らの信念から、あえて原爆投下の罪を犯したアメリカ政府と原爆製造社を相手に米国本土において原爆投下の謝罪と賠償を求める闘いを準備しています。
 その闘いはどうして彼らが被爆したのかの根本原因である、日本の植民地支配の歴史を直視するものでもあります。日本社会の戦後の平和と民主主義は植民地支配の徹底した清算の上で築かれ、日韓条約は植民地支配の歴史を踏まえた上で締結されたのでしょうか。 
 韓国人被爆者の問題を取り上げるのは、朝鮮半島全体の平和構築に参加することであり、それは日本をはじめとする東アジア全体の平和に寄与するものです。私達は一国平和主義を乗り越え、国際連帯によるアジアの平和構築(Peace Making)を求めます。8月のハプチョン・フォラムに集い、徹底的な話し合いの中から国民国家の枠を超え、21世紀に生きる私達の今後の生き方を掴み取ろうではありませんか。

集合場所:8月5日午前中に釜山国際空港で集合しバスでハプチョンに向かいます。
(フェリーで釜山に来られる方は釜山国際空港までおいでください。ご案内いたします)
日程:8月5-8日(8日朝食後、現地解散)
参加費:35,000円(大部屋)、二人部屋を希望される方は40,000円
宿舎:海印寺観光ホテル(電話:81-55-933-2000

連絡先:崔勝久(che.kawasaki@gmail.com090-4067-9352
日韓/韓日反核平和連帯事務局長

主催:日韓/韓日反核平和連帯

ハプチョン・フォラムの日程

85

14
001530 映画鑑賞「リトルボーイ12725」(キム・チボム監督)

15:30
18:00非核平和の集い

討論会 「被爆、過去、現在、未来」「加害者の責任糾明」

15
30-1540
開かれた集い:チョン・ギホ(韓日反核平和連帯)の歌2

15
40-1550
挨拶
イ・ナムジェ(陜川平和の家院長)
木村公一(韓日反核平和連帯 共同代表)

15
50-1630
韓国側発表:イ・スンム(韓日反核平和連帯 代表)

16
30-1710
日本側発表:芳賀普子(米国の原爆投下の責任を問う会 共同代表)

17
10-1720
合唱公演

17
30-1830
米国側の発表:Jonathan FrerichsWCC:世界キリスト教協議会 元幹事)

18
30-1900
総合討論

19
002020
パフォーマンスなど公演、夕食、プション

8
6

午前:追悼式に出席(3時開始)
主題:「ハプチョンから核のないアジアに」

挨拶
木村公一(日韓反核平和連帯代表)
イ・スンム(韓日反核平和連帯代表)

主題講演:30-400
キム・ヨンボク(韓日反核平和連帯 顧問) 「アジア反核平和フォラムの必要性」

特別講演400-430
チェ・ボンテ弁護士:「米原爆投下責任訴訟の経過報告と課題」

休憩430-445

韓国側の問題提起445から515
キム・ジュンハン神父:「韓国の脱核運動の現状と反核平和運動の課題」

日本側の問題提起515-545
吉澤文寿教授:「植民地支配責任に触れなかった日韓条約の問題点」

議論545-630

宿泊施設の夕食(海印寺観光ホテル)

8
7

午前:星州訪問(「高高度防衛ミサイル(THAAD)」が設置された韓国慶尚北道南西部に位置する郡庁所在地)での住民の反対運動家たちとの懇談会

午後:居昌良民虐殺記念館訪問(19512月、朝鮮戦争における慶尚南道居昌市民虐殺事件 )

8月8日 
朝食後現地解散(最寄りの駅または空港にお送りします)




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