原発メーカー訴訟に関心をお持ちの方へ
★10月28日の出来事を簡単に報告します。
第二回の口頭弁論において特筆すべきは、裁判所は私たち「 原発メーカー訴訟の会・本人訴訟団」の存在を認め、7名の「 選定当事者」 を原告代理人と同等の立場で接することを公言したことです。
1.裁判所は、原発メーカー訴訟の会・ 本人訴訟団の存在を公式に認め、次回、1月27日に、 朴事務局長の陳述と、 崔の準備書面の説明をの場をもつことを正式に決定しました。
2.同時に、裁判所は年内に、現在30名の「選定者」 が何名になるのかの、この段階での確定を求めてきました。 私たちは、 年内に内外の選定者50名に限定して選定者を裁判所に登録します 。そしてさらにそれを結審にいたるまで増やします。
3.河合弁護士は裁判長に、原発メーカー訴訟の会・ 本人訴訟団との分離裁判を求めました。 第4回目の口頭弁論の日程が決定しましたので(3月23日、 午後2時)、私たちは、 正式に分離裁判の要望の手続きをとることになるでしょう。
4.被告弁護団は、第一回目の進行協議で裁判長に求めた、 3回の口頭弁論での結審( これに対して島弁護団は何の反論もしなかったのですが、 今回はさすがに河合共同弁護団長は、被告弁護団に反論しました) を改めて求めてきました。 これで分離裁判の意義はさらに強まるでしょう。
記者会見は、大阪の選定当事者の一人である弓場さんが司会をし、 九州の木村公一牧師、朴鐘碩素封の会事務局長、崔・ 前訴訟の会事務局長、 イデス韓国キリスト教会における反原発組織の国際部の責任者が、 意見を述べました。
学習会も内容のあるものになりました。 大阪から元国会議員の吉井英勝さん、 明治学院大学の熊本一規さん、崔が発題し、 質疑応答の時間をもちました。 IWJの録画が見ることができます。これも追ってしらせます。
原発メーカー訴訟の会・本人訴訟団の船出は無事、成功しました。 まずはこの喜びをみなさんにお伝えします。
★「原発メーカー訴訟の会・本人訴訟団」 の準備書面が出来上がりました。
http://nonukes.eyedia.com をご覧下さい。
そして訴状と読み比べてください。
原発メーカー訴訟においては、 原告側の主張がふたつ出揃いました。
東京地裁は、昨日の法廷において、7人の「選定当事者」 が30人の「選定者」であることを承認した上で、 1月23日には、「訴訟の会」の事務局長の陳述と、 前事務局長の崔の準備書面の説明をすることに合意しました。
選定者は原告であっても、原告でない人も「原発メーカー訴訟団・ 本人訴訟団」の主張に沿って裁判に参加する意思を明確にすれば、 判決を実際にうけます。 私たちの精神的障害の賠償金は100万円ですので、勝利すれば、 原告でない「選定者」は100万円を取れるということです。
私たちの主張は弁護団と対立するものではありません。「相補う」 ものです。そして実際の裁判を進めるにあたって、 証人の件ではお互いに協議しなければならない立場になります。 すなわち、 メーカーの責任をつ追求するために連帯しなければならないのです 。
そのような全体状況の中で、訴訟の会を分裂させるのがいいのか、 団結するのがいいのか、総会で決めようという意見が出ています。 両者の主張の根拠と今後の運動方針を明らかにして、 公開の討論会をしましょう。海外にも、 翻訳してださなければなりません。そうして総会を迎えるのです。
私たちの主張と方針はマニフェストにあるとおりです。 メーカーの責任を問う訴訟の主張は弁護団、「 原発メーカー訴訟の会・本人訴訟団」の二つを支援します。 そして運動方針は徹底した国際連帯運動の構築です。特に、 韓国のイ・ジンソプさんの勝利であきらかになったように、 原発の通常運転そのものが地域住民に被害をあたえていることを国 際的に明らかにしていくのです。
ですから私たちの準備書面は、 原発メーカーが原発を製造すること、 輸出すること自体が違法であるという主張です。
原告になったのですから、弁護団に裁判を丸投げしないで、 自分の頭で考え、行動を起こす時が来ました。どうぞ、 準備書面と訴状とを読み比べてください。
そして議論をしましょう。あなたは、 訴訟の会の分裂をねがうのですか、団結を願うのですか?
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