日韓両国はお互い滅亡への道を歩みだしました。脱原発を求める両国での闘いは激しいものになるでしょう。６日の日本のエネルギー基本政策と１０日の韓国のそれは、道徳や倫理ではなく、富国強兵に向かう国造りを明らかにしたものです。何とバカな！しかしこれこそ、故西川長夫さんが喝破した、国民国家は植民地主義の再生産の装置であるということでなのでしょう。市民による国際連帯運動を拡げるしか道はないということです。
安倍政権は１２月６日、ついに原発再稼働を進めるエネルギー基本基本計画の素案を発表し、東日本大震災後に民主党政権が掲げた「原発ゼロ」政策を転換することになります。また、原発の新増設は「将来的な新増設の可能性については含みを持たせた」そうです。
（msn 産経ニュース）
一方韓国は１０日に第二次エネルギー政策を発表しました。２０３５年にエネルギー源二占める割合を２９％にしたため、現状の２３基を約４０基にまで増やすことになります。これはまさに前李明博政権がぶち上げた愚かな政策を踏襲するということです。ひょっとすると前政権とは違う、脱原発に向かうのではないかという希望を打ちくだきました。
韓国の朝鮮日報の報道内容を全文、掲載します。
韓国、2035年までに原発18－21基を追加建設へ
原発が占める割合が29%に
2035年までに、韓国国内で18－21基の原子力発電所が新
産業通商資源部（省に相当）の尹相直（ユン・サンジク）長官は
2035年の電力消費は、11年の3910万TOE（石油換算
政府はこの内容をたたき台とし、11日にソウル市内の韓国電力
韓国済州島の海軍基地建設によって米軍も使用することになり、中国・北朝鮮を敵対視した新たな冷戦に備えたものと思われます。北朝鮮での小型軽水炉の建設もIAEAが発表していますが、これも恐らく間違いのない事実なのでしょう。
2013年11月29日金曜日
１１月２９日、注目すべき朝日新聞の記事からー北朝鮮の原発再稼働とモンゴル
http://oklos-che.blogspot.jp/2013/11/blog-post_29.html
ここに中国の原発建設が進めば、東北アジアは本当に世界の原発の半分を占める事態になります。ＮＮＡＡが制作した東アジア原発地図です。これも新たに作り替える必要が出てきました。
日本の特定秘密保護法案の通過によって、さらに日本は富国強兵をめざした国になるでしょう（浜矩子）。それを遂行するためにはナショナリズムの強化が謀られ、在日外国人への差別が激しくなります。
東京新聞 川崎版 （１２月１１日）
川崎市の福田紀彦市長が十日、市議会で明らかにした市内二校の朝鮮学校への補助金の不交付決定。一九八 〇年から継続してきた市にとって大きな方針転換となる。市長選で自ら「市民市長」を名乗った福田市長の 下で、多彩な市民を尊重する市の「多文化共生」の一角が欠け落ちる。 （山本哲正）
更に近隣諸国とのつばぜり合いが際限なく繰り返されるでしょう。かくして日本のナショナリズムは国民国家の富国強兵政策にもっともっと利用されていくことなるのでしょう。
福井の中野さんはＦＢでＴＰＰと原発輸出に触れながら、このように記しています。
共に、原発メーカー訴訟を、戦おう。
アジアの敵は、国対国ではない。
民衆と侵略を目論む帝国主義者や植民地主義との戦いだと・・・
アジアの敵は、国対国ではない。
民衆と侵略を目論む帝国主義者や植民地主義との戦いだと・・・
ユーザーアクション
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@goto_home
川崎もですか？多文化共生がなされていたイメージあっただけに、ショックです。交付してはいけないような風潮があっても、それに流されない首長はいないのでしょうか。
崔 勝久 @che_kawasaki 21時間 @goto_home おっしゃる意味はわかります。しかし多文化共生とはなんだったのでしょうか。「多文化共生」は、現代の植民地主義のイデオロギーです
返信削除http://oklos-che.blogspot.jp/2012/10/blog-post.html …
@goto_home 15時間 @che_kawasaki なるほど、貴ブログを拝見して、その欺瞞な点を考えさせられました。それぞれが「にんげん」として真にみられる街、今回の決定はこれに逆行する流れですね。
崔 勝久 @che_kawasaki 8時間 @goto_home 御理解いただき幸いです。私たちは原発メーカーの責任を問う、原発メーカー訴訟をはじめ、全世界から１万人の原告を集めます。参加されませんか。http://ermite.just-size.net/makersosho/insatsubutsu.html …