2011年11月17日木曜日

韓国初の「反核」を掲げた教授たちの会の報道

11月11日11時に日韓蒙3ヶ国で同時記者会見をしたことはお伝えしてきましたが、韓国サイドは、「脱核エネルギー教授の会」がインタネット中継をしてくれました。その出帆式のことが韓国ハンギョレ新聞で報道されていましたので、お知らせします。

日本では勿論、多くの研究者が脱原発、放射能の問題に対して意見を述べていますが、ひとつのグループとして多方面にわたる研究とともに脱原発の運動を志す試みはまだないように思います。韓国では下記に記した
ように、また「原発体制を問うキリスト者ネットワーク」のHPにあるような宣言文を発表して、世界の学者に連帯を呼びかけています。韓国では、日本の学者の協力を得て、一緒に講演会、座談会、出版、その他の企画について話しがありました。日本側の反応はいかがでしょうか。
http://wwwb.dcns.ne.jp/~yaginuma/

 崔 勝久

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「原子力は技術ではなく、倫理的問題」国内最初の「脱核・反核」教授の会 出帆ー韓国ハンギョレ新聞11月11日

学会で「核反対」を前面に立て90余名が連帯活動
専攻分野を越え参加  講演・出版・国際活動を提示


原子力エネルギー反対と原子力発電所閉鎖を標榜する教授の集まりが国内最初に出帆した。

脱核エネルギー教授の会は11月11日午前ソウル太平路の韓国言論会館で出帆式を開き、核エネルギー脱皮のために学術活動と社会運動を展開していくことを明らかにした。工学者を中心に「親核」の声が主流になっているわが国で「脱核」を前面に出した学者が連帯して活動をはじめたことは注目される。

No Jinchol慶北大教授(環境社会学)、Park Domyong教授(医学)、Jeon Namdae教授(科学工学)、Jang Sangwhan 慶尚大教授(経済学)、Cho Myongrae(都市政策学)、Choi Mooyong Seoul大教授(物理学)など6名が会の共同代表になった。

教授の会はこの日、出帆宣言文書の中で「世界で二番目に原発の密度が高い韓国に日本の福島原子力発電所事故が「他山の石」にならなければならないのに、政府は原子力拡大計画を放棄せずにいる」、「エネルギー節約と効率向上、再生エネルギー拡大を通して原子力と化石燃料に偏ったエネルギーシステムを変えなければならない」と主張した。

教授たちは「原子力は技術ではなく倫理の観点から問題にしなければならないという立場が世界的に力を得ている」として、自然科学・工学者だけでなく社会科学者など多様な専攻の教授90余名の同席が実現し
た。

この会のLee Wonyoung事務総長(水原大 都市不動産開発学教授)は、「まだ原子力専攻者がいないがが、彼らを含めて来年までに1000名を目標に会員を拡大していく計画」だと語った。

教授の会はこれから<脱核に関係する講演の主催と大衆用の書籍出版>、<東海(日本海-崔)沿岸原子力クラスター反対運動><国際連帯など活動>を展開する計画だ。

Nam Jongyong k記者 fandg@hani.co.kr

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