今晩の9時から、「是か非か、外国人参政権」の「討論」がありました。これは「討論」ではありません。反対派の議員たちは、日本籍をもった朝鮮族の中国人にスパイと言ってましたね。また、たけしは、冒頭、オームの人たちを地域から追い出した例をあげました。
司会の女性がヒートアップする「討論」を団扇で仰いで押さえていましたが、まさに、まともな議論になっていません。憲法を取り出し、参政権は日本人「固有」の権利、最高裁判決での「傍論」は無意味と繰り返し、外国人が参政権をもつと「危険」と繰り返すのみです。だから、正確な知識が必要だと言うのです。でも、今日のTVを観た人は正確な知識・情報に接する機会がなく、たけしの意図はどうであれ、外国人はいざとなれば「危険」というところに行きそうですね(ああ、ああ、ため息)。
みなさん、私たちが川崎市議会に出した陳情書や、私の小論(間もなく小冊子になります)をできるだけ多くの人に読んでもらってくださーい。
崔 勝久
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民団新聞(2月24日)は、私たちの陳情書に言及しています。
<地方参政権>反対論を論破 川崎市議会に賛成求め陳情 2010-02-24
【神奈川】「新しい川崎をつくる市民の会」(滝沢貢代表)は17日、「永住外国人の地方参政権の早期実現を求める意見書を川崎市議会であげる事に関する陳情書」を潮田智信市議会議長に提出した。
この陳情書は市民から幅広くパブリックコメントを募り、同会事務局がまとめた。地方参政権付与への「賛成」を求めるにとどまらず、昨年末に別の市民団体が提出した反対陳情の根拠に対する具体的な論破となっているのが目新しい。「市民の会」では陳情書の提出に終わらず、市民向けに小冊子をつくって広く配布していくことも検討している。
定住外国人に対する市民施策で同市は、全国政令市のなかでも先駆け的な存在だった。94年10月3日には「定住外国人に参政権を求める」意見書を出席市議全員の起立で可決している。今回の賛否両論の陳情書は3月3日の本会議で委員会への付託の是非が決まる。
(2010.2.24 民団新聞)
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