2009年10月9日金曜日

「公平性」って何ですか?

「公平性」って何ですか?

10月15日の「新しい川崎を作る市民の集会」について多くの批判的な意見が寄せられています。多くは、阿部さんを「排除」するのはけしからん、「公平性」の原則に反する、また、各運動関係団体との協議なく(挨拶なく?)、勝手連的に集会の準備を進めるのは気に食わないというものです。

川崎では阿部現市長と、共産、民主、自民推薦(支持)の計4人の立候補者が揃いました。私たちの集会に対して、阿部さんを「排除」した集会は「公平性」に欠けるので新聞報道できないというところがありました。勿論、報道してくれる新聞社もあります。

「公平性」ってなーに? 私たちはそもそも評論家でなければ、マスメディアの人間ではありません。8年続いた阿部市政による社会のひずみ、具体的な被害に関して、これをなくそうとする集団です。ポスト阿部、これを阿部さんに対抗して立候補した人にどのように解決することを約束させるのか、このような実践的な課題をもって集会を準備しているのです。

15日の集会は、市民フォーラムとJCによる集会を経て、また阿部市政に異を唱えて立候補した人たちの公約を検討して、最終的に、彼らが新しい川崎をどのようにするつもりなのか、それは私たちの課題を解決してくれるものなのか、この点を明確にする場です。

国籍条項の問題に関しては、単に外国籍公務員の処遇の問題でなく、住民自治を保証する制度をいかに作るのかという、地方自治の在り方の根底を問う問題であるという私たちの主張が市長選で取り上げられることになりそうです。

これは国会で論議される外国人の参政権の問題と根本的に違います。外国人の参政権論議は、被選挙権を排除し、北朝鮮を除くというもので、これでは外国人の政治参加とは言えません。住民の政治参加をどのように保証させていくのか、この戦後日本の地方自治の在り方を根底的に問う論議の中で初めて、外国人住民の政治参加が意味をもつのです。ご理解いただけるでしょうか。

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